Ami Express


茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

実験技術の教育

ラボに新人さんが入って来るシーズンになりました。新人さんたちはそのラボで必要な実験技術を習って、卒業論文の研究に入るわけですが、この実験技術の教育はラボ運営にとって重要です。この教育をだれがやるのか、ラボによって違うとは思いますが、先輩学生が後輩に教えるところが多いと思います。教員が直接教えているケースももちろんあるでしょう。私のところもここ数年は先輩学生が教育するというスタイルです。しかし、学生同士で技術の伝達を続けると、何世代かして手法がかなり変な方向に進んでいたりします。当然知っているべきことも知らなかったりします。PIはそこを把握して適切に教育しないといけません。時に危険でさえあります。

他の研究室の学生さんにも教育することはたびたびあります。教えてくれる先輩もおらずに途方に暮れているケースが多いです。ラボ運営にも問題があるでしょうが、それほど単純な問題でもありません。

いろいろ原因が考えられます。大学院生の講義の実質化(つまり専門外のことに割かなければいけない時間の増加)や就職活動の長期化で、ラボ滞在時間が大幅に減ったということが挙げられると思います。地方大学などでは修士課程の学生が実質的にラボのアウトプットを決めると思いますが、そこが機能しにくくなっているのでしょう。教えられる側の学部生も就職活動の長期化で、教えられるチャンスを逸していることでしょう。教員は雑務で繁忙すぎて身動きが取れないケースが多いことでしょう。

すべてを一気に解決することは不可能です。特に学生が背負っている就職活動の長期化問題はすぐには解決しない可能性があります。一番、手っ取り早いのは教員の雑務を大幅に減らして、学生の指導に充分時間を確保できるようにすることでしょう。教員定員を増やすことがかなわないのであれば、教員が本来の業務に専念できる環境を作る努力を常にすべきです。
[PR]

by atsutoyoda | 2011-04-20 13:59 | 教育
<< 研究上で大きな障害はない?! 被害額33億円?! >>