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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
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カリキュラム振り分け

毎年のことですが今年も学部1年生のカリキュラム分属をします。動物と植物カリキュラムに配属させるのですが、例年紛糾します。植物カリキュラムの人気が圧倒的にあるのですね。なぜ動物が人気が無くて、植物が人気なのか詳細は分かりませんが、入試の時点で植物志望の学生が多いみたいです。7割くらいは植物志望でしょうか。学生に志望動機を聞くことがありますが、自宅で家庭菜園をしているとか、祖父母が農業をしているということが動機づけになるようです。食糧問題を解決したいという学生もいます。一方、動物カリキュラムを志望する学生は、ペットや動物園動物が動機づけになっているケースが多いです。家畜をやりたいという学生は多くはありません。多くの学生や一般の方にとって家畜は身近な存在ではないでしょうしね。ブログ管理人が大学で畜産の勉強をすることを親類縁者に語ったときを思い出します。牛飼いにでもなるのかと言われました。管理人が進学したのは先端的な発生工学の拠点だった大学なのですが、社会の評価はその程度だったわけです。畜産は今でもそういう牧歌的なイメージかし知れません。生殖工学などの先端分野を支えているというイメージはないでしょう。

学生の希望にそって配属させればいいという意見もあります。一見、まともな意見に思えますが、危険性もあります。学生に不人気の分野が淘汰されてしまう可能性があるからです。もちろん時代遅れで淘汰されるべき分野もあるでしょうが、今の日本に真に必要な分野が淘汰されてしまったら危険です。学部改革が日本の科学技術の命取りになる可能性も無いわけではありません。選択と集中も気を付けないと道を誤ります。

原子力工学や放射性生物学に関する分野が今後、どういう人材を育てていくのか着目しています。
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by atsutoyoda | 2012-03-14 23:01 | 教育
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