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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
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大学改革実行プラン

ついに出ました。なかなか改革の進まない大学にしびれを切らした文科省がプランを提示したということなのでしょう。以下、文科省ホームページからの引用です。

「大学改革実行プラン」は、2つの大きな柱と、8つの基本的な方向性から構成されています。
1つ目の柱が、「激しく変化する社会における大学の機能の再構築」であり、
 1. 大学教育の質的転換、大学入試改革
 2. グローバル化に対応した人材育成
 3. 地域再生の核となる大学づくり(COC (Center of Community)構想の推進)
 4. 研究力強化(世界的な研究成果とイノベーションの創出) を内容としています。

2つ目の柱が、そのための「大学のガバナンスの充実・強化」であり、
 5. 国立大学改革
 6. 大学改革を促すシステム・基盤整備
 7. 財政基盤の確立とメリハリある資金配分の実施【私学助成の改善・充実~私立大学の質の促進・向上を目指して~】
 8. 大学の質保証の徹底推進【私立大学の質保証の徹底推進と確立(教学・経営の両面から)】 を内容としています。


これに付随する資料のPDFを読むかぎり、大学入試から研究力まで大学がタッチする業務のすべてが改革の対照になっていることが分かります。COEやGCOEなどの言葉が消えてリサーチ・ユニバーシティーだとか。トップ30を復活させるということでしょうが、文科省としては回り道したのでしょう。Center of Community(COC)という地域貢献できる大学構想も出てきました。地域貢献はうちの大学が力を入れている分野ですね。地域貢献度は全国5位だそうですから、リサーチ・ユニバーシティーを狙うよりもCOCを狙うほうが現実的ということです。ただし、地方大学でも非常に研究力の高い教員はある程度いるわけですが、COCに特化してしまい地域貢献業務に忙殺されて、本来の独創的な研究が滞るようなことにならない工夫は必要です。地域貢献といっても地元企業の下請けのような業務が回ってきたりしますから、このポンチ絵に書いてあるような単純なことにはならないと思います。今回の文科省のプランを受けて、全国の大学が動き出すのでしょうけど、学部や学科では相変わらず教員ポストの貸借や再配置などミクロな議論に終始していますので、抜本的な改革の道は遠いという気もします。どこかで割り切らないと母屋自体が沈没しそうです。

【参考】
「大学改革実行プラン」について(文部科学省、平成24年6月5日)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/06/1321798.htm

「茨城大学が平成23年度『大学地域貢献度ランキング』で全国5位に躍進」(茨城大学HP)
http://www.ibaraki.ac.jp/news/2012/01/110941.html
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by atsutoyoda | 2012-06-06 22:43 | 大学
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