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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
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Resident-Intruder Paradigm

マウスでResident-Intruder paradigmを始めました。アメリカのEric.Nestlerたちが使い始めてから注目されていますが社会的敗北動物、つまり一種のうつ病モデル動物を作る方法です。少し身体の大きいCD-1をResidentにして、C57BL6/JをIntruderにして喧嘩させるという定法です。Intruderが社会的に敗北して、この敗北を長期間経験させる方法です。抗うつ剤の奏功パターンからもうつ病の良いモデルになるのではないかと考えられています。今まであえてこの定法は試みていなかったのですが、やはりResidentのCD-1の社会行動に幅があります。IW君が苦労して立ち上げたウイスターラットの系もそうですが、Intruderを社会的敗北させられるような攻撃的な個体ばかりではないことが分かります。バリバリ攻撃するCD-1がいるかと思うと、Intruderに近寄っていってグルーミングを要求するような個体や雄のResidentに交尾を試みる個体もいたりします。担当のTY君は大変でしょうけど、この過程はなかなか興味深いです。この「個性」を規定するものはなんだろうか?と思います。深みにハマるかもしれませんが、学生にはこうした日々の行動観察を大切にして欲しいと思います。だれも気がついていない良いテーマが隠れているかもしれません。教科書通りにいかないときにはチャンスがあると思ってください。せっかくの「放牧」研究室なのでその良さを十二分に活かしていただきたいと思います。
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by atsutoyoda | 2012-06-15 23:41 | 研究
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