Ami Express


茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

退職記念パーティー

先週末は京都、先々週末は神戸に行って来ました。管理人の恩師の退職記念パーティーに参加するためです。独立行政法人家畜改良センター理事長を退職された矢野秀雄先生と神戸大医学部を退職された高井義美先生です。高井先生については特命教授として神戸大に残られて、さらに研究と後進の指導にあたられるそうです。

管理人は農学部生時代に矢野先生のご指導を受けました。当時の矢野研究室では基本的には自分で研究テーマを探し出し、自力で実験計画し、データを出して、論文化するという、いわば先発完投型の研究スタイルでした。先輩のSTさんと相談してテーマ設定から実験手法まで自力でものにするという感じで、ボウっとしていると何もしないで過ごすことが可能というラボでした。いわば放置プレーでした。医学部生理(玄蕃央恵先生)のラボに押しかけて、電気生理学の手習いをしたのもこの時代でした。おおらかな時代でしたが、積極的に動いたらそれなりのことが得られる環境でした。まずは、自力で動いて、手を動かさなあかんというのを嫌というほど刷り込まれた学部4回生でした。少々の図々しさもプラスに働いたと思います。またそういう図々しさを、年長者がしゃーないな、と受け流す文化もあったようです。

自力で動いた結果、当時、ERATOのプロジェクトを主宰されていた高井先生に拾ってもらうことになりました。まともな就職活動もしておらず、まさに、高井研に転がり込んだという感じですが、高井研ではテーマや実験計画がガッチリ管理されていて、我流は許さない、先発完投型というよりもどちらかというと分業型というスタイルでした。その環境の違いに戸惑いながらも、データのアウトプットから論文化までの効率の良さに感心したものでした。現在までのご業績は516本の原著論文と著書96篇、総説225篇ということだそうです。

若い時に両極端な運営法のラボに身を置けたことは、今、PIになってみてわかりましたがとても良い経験だったと思えます。今のラボに就職して、PIになる前から管理型運営にしたり、超放置プレイにしたりといろいろ試していますが、なかなかよい解答は得られませんね。どちらの運営法でも人材を輩出できることは、両先生のラボ卒業生を見れば分かるのですが、よりいまの環境にフィットしたラボ運営法の模索は続きます。高井研OBのF先生がイギリスでPIをやっていた時に、高井研スタイルでラボ運営したら、「テクニシャンをつくるんか?!」と同僚に言われたそうですが、高井研から出た優れたPIのことを考えれば、テクニシャンを作る教育法でないことは自明です。

学生さんの基質も刻々と変わっているように思えますから、ラボ運営法のFDとかしてもらうとたいそうありがたいですね。
[PR]

by atsutoyoda | 2013-06-04 20:47 | 研究
<< 飼料資源科学特論発表会 外書講読 >>