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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
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カテゴリ:大学( 57 )


平成25年度概算要求

下記のポンチ絵の21ページにさり気なく凄いことが書いてあります。
「(注)平成25年度概算要求からメリハリある配分を更に進めることとし、エビデンスに基づき既配分額の減額を行う。」
各大学とも25年度の概算要求の作業はちょうど佳境を迎えているはずですが、この6月に発表された一連の大学改革プランで修正を余儀なくされていることでしょう。管理人も翻弄されているわけですが、トップダウンで指示がくるわけでもないので、管理人なりの改革ビジョンを申請書に表現してみようと思います。農学部ミッションの再定義などはもともと持論があるので展開してみていますが、狭い専門分野の蛸壺に入ったような方には支持されないだろうという内容です。いつもどおりに学内で脚の引っ張り合いをしていたら、この先この大学がどうなるかは容易に想像つきます。

【参考】
「大学改革実行プラン~社会の変革のエンジンとなる大学づくり~」(文科省平成24年 6月)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/06/__icsFiles/afieldfile/2012/06/05/1312798_01_3.pdf
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by atsutoyoda | 2012-06-14 23:05 | 大学

社会の期待に応える教育改革の推進

職場の事務方から平野博文文部科学大臣の下記ファイルがメールに添付されてきました。大学全教職員に周知するということでしょう。覚悟を決めてくださいということかもしれません。教育改革7つのポイントの5番目がこれですね。抜粋します。

「国立大学のミッション再定義と重点支援」
➢全ての国立大学毎のミッションを定める「国立大学改革プラン」を策定【H25年央】
➢ミッションに応じたメリハリある支援【H25年度~】
➢一法人複数大学方式等の制度的整備、大学・学部の枠を越えた連携・再編成等を促進【H25年度~検討・実施】

国立大学全大学全学部でミッションの再定義だそうです。ミッションときましたか。

今朝、論文採択のニュースが飛び込んできました。農学部内での共同研究ですが、食事の質がある分子の代謝にどう影響するかという研究です。管理人は学生には充分に研究してもらい、高度に専門知識を持った卒業生を輩出するのがミッションだと思っていますが、できれば充分にそういうミッションが遂行できる大学で有って欲しいと思っています。これは管理人の個人的な希望です。


【参考】
「平成24年 第5回 国家戦略会議」
http://www.npu.go.jp/policy/policy04/archive05_11.html

「社会の期待に応える教育改革の推進」(平成24年6月4日文部科学大臣 平野 博文)
http://www.npu.go.jp/policy/policy04/pdf/20120604/shiryo1.pdf

「大学改革実行プラン 「衝撃」は軽視できない」(教育ジャーナリスト渡辺敦司の一人社説)
http://ejwatanabe.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-fb0f.html
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by atsutoyoda | 2012-06-12 19:55 | 大学

目指すべき新しい大学像

大学改革実行プラン1のPDFファイル4ページ目には、目指すべき新しい大学像として下記のように記載されています。

・学生がしっかり学び、自らの人生と社会の未来を主体的に切り拓く能力を培う大学
・グローバル化の中で世界的な存在感を発揮する大学
・世界的な研究成果やイノベーションを創出する大学
・地域再生の核となる大学
・生涯学習の拠点となる大学
・社会の知的基盤としての役割を果たす大学


目新しさはないという印象です。管理人の勤務する大学でも高度専門職業人養成をミッションとして、地域社会で貢献できる人材養成に努めています。が、実際には都心部で職を求めているのが実体かと思います。大学は社会変革をおこすエネルギーにはなりえますが、それを受け入れるだけの社会基盤ができているかどうかがポイントでしょうね。学生に主体的に考えさせてじっくり研究させて、かつ良い成果をあげさせても、そういう変革を起こせそうな人材を社会が受け入れないという例は嫌というほど見てきています。

大学改革が必要なのはもちろん理解しますが、目指すべき新しい大学を作ったとしても空回りしないかどうかです。結局、犠牲になるのは学生ですから、学生の受け入れ側である企業や役所の変革が連動することも必要だということです。企業や役所は充分に改革できたでしょうか?社会変革のために、改革が必要なのは大学だけですか?

【参考】
「大学改革実行プラン」について(文科省、平成24年6月5日)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/06/1321798.htm
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by atsutoyoda | 2012-06-07 19:06 | 大学

大学改革実行プラン

ついに出ました。なかなか改革の進まない大学にしびれを切らした文科省がプランを提示したということなのでしょう。以下、文科省ホームページからの引用です。

「大学改革実行プラン」は、2つの大きな柱と、8つの基本的な方向性から構成されています。
1つ目の柱が、「激しく変化する社会における大学の機能の再構築」であり、
 1. 大学教育の質的転換、大学入試改革
 2. グローバル化に対応した人材育成
 3. 地域再生の核となる大学づくり(COC (Center of Community)構想の推進)
 4. 研究力強化(世界的な研究成果とイノベーションの創出) を内容としています。

2つ目の柱が、そのための「大学のガバナンスの充実・強化」であり、
 5. 国立大学改革
 6. 大学改革を促すシステム・基盤整備
 7. 財政基盤の確立とメリハリある資金配分の実施【私学助成の改善・充実~私立大学の質の促進・向上を目指して~】
 8. 大学の質保証の徹底推進【私立大学の質保証の徹底推進と確立(教学・経営の両面から)】 を内容としています。


これに付随する資料のPDFを読むかぎり、大学入試から研究力まで大学がタッチする業務のすべてが改革の対照になっていることが分かります。COEやGCOEなどの言葉が消えてリサーチ・ユニバーシティーだとか。トップ30を復活させるということでしょうが、文科省としては回り道したのでしょう。Center of Community(COC)という地域貢献できる大学構想も出てきました。地域貢献はうちの大学が力を入れている分野ですね。地域貢献度は全国5位だそうですから、リサーチ・ユニバーシティーを狙うよりもCOCを狙うほうが現実的ということです。ただし、地方大学でも非常に研究力の高い教員はある程度いるわけですが、COCに特化してしまい地域貢献業務に忙殺されて、本来の独創的な研究が滞るようなことにならない工夫は必要です。地域貢献といっても地元企業の下請けのような業務が回ってきたりしますから、このポンチ絵に書いてあるような単純なことにはならないと思います。今回の文科省のプランを受けて、全国の大学が動き出すのでしょうけど、学部や学科では相変わらず教員ポストの貸借や再配置などミクロな議論に終始していますので、抜本的な改革の道は遠いという気もします。どこかで割り切らないと母屋自体が沈没しそうです。

【参考】
「大学改革実行プラン」について(文部科学省、平成24年6月5日)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/06/1321798.htm

「茨城大学が平成23年度『大学地域貢献度ランキング』で全国5位に躍進」(茨城大学HP)
http://www.ibaraki.ac.jp/news/2012/01/110941.html
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by atsutoyoda | 2012-06-06 22:43 | 大学

学長選挙

明日は学長選挙だそうです。学長候補推薦人の方からメールもたびたび来ます。山形大学の学長選挙について興味深いブログがありました。山形大学教員の方のブログのようです。「独法化して、大学も透明性が求められるはずが、ここの教員の業績とか研究費獲得状況なんかの公開は進んでも、大学運営にかかわる理事会やトップのほうが不透明なところで好きかってできるようになって、利益誘導やってたら大学はいったいどうなるのだろう?そんなことは無いと思いたいけど。」

アンブレラ方式では壮大な利益誘導合戦が展開されそうですよね。近隣大学の農学系学部とどう連携するのかについつい興味がいきます。多くの教員にとって自分の所属分野、もっと言うと自分がどうサバイブできるのかが一番重要でしょう。「高尚な」大学運営哲学をじっくり議論しているような余裕はもはや無いようにも思えます。

地域に密着した大学運営をしてきた地方国立大学は、アンブレラ方式で学部をガラガラポンされると、いままで築いてきた人材ネットワークが一気に失われる可能性もあるわけですが、これは地域社会にとっても甚大な影響を与えるでしょう。各地域での利益誘導合戦が繰り広げられるのかもしれません。農学部は阿見に残って欲しいと言ってもらえるかどうかです。

先週末、米沢に行って来ましたが、山形大学工学部の運営はうまいなあと思えます。バイオの分野だと鶴岡の慶応大学も目立ちますが、山形県は「大学の使い方」が上手なのでしょうか?

【参考】
「山形大学長選挙備忘録」
http://blog.goo.ne.jp/chemist_at_univ/e/b5f6969bbedc34cc7ac4acfe9b1d2251

「山形大学工学部HP」
http://www.yz.yamagata-u.ac.jp/
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by atsutoyoda | 2012-06-05 18:19 | 大学

国立大学再編

アンブレラ方式についてだんだんその方向性が見えてきました。管理人のような教員はマスコミの報道で内容を知るしかありません。下記の読売新聞によると、「一つの国立大学法人の下で複数の大学の学部を集約し、例えばA大は医学部と理工学部、B大は法学部と経済学部、C大は文学部に特化することなどを想定している。」だそうです。いつだったかの事業仕分けの指摘事項に、近隣の大学に似たような学部が複数あるのはいかがなものか、というのがありました。それについての文科省側の回答がこれなのでしょう。
茨城の農業産出額は北海道に次ぐ規模ですが、うちの農学部教員はせいぜい60名しかいないのです。管理人が赴任した時に当時の学部長から、ここは日本で一番小さい農学部だと説明を受けて意外だなと思ったことを覚えています。弱小学部だが小回りが効いて良いこともあるという訓示だったと思います。霞ヶ浦研究などの学際的取り組みなどのことを言っていたのでしょう。その良い伝統は引き継がれていると思います。最近のバイオエタノール研究などもそのひとつでしょう。その良さがアンブレラ方式で失われるとつまらないことになりそうです。

今日は地域環境科学科の学生さんとおしゃべりしました。モチベーションの高い学生さんほど、自由に専門分野を行き来できるような環境を求めるものです。学科やカリキュラムが蛸壺で、自由が効かないのは不安でしょうね。学部2年生とお話ししながら、20年前、農学部を飛び出した自分の姿と重ねあわせていました。

【参考】
「都道府県超え、国立大を広域再編…文科省方針」(読売新聞 6月4日(月)8時14分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120603-00001066-yom-soci

「平成22年 農業産出額(都道府県別)― 1位は北海道、2位は茨城県、3位は千葉県 ―」(農水省大臣官房統計部、平成24年1月25日)
http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/sansyutu_tohuken_10.pdf
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by atsutoyoda | 2012-06-04 19:48 | 大学

文科省詣

この時期の恒例行事になりましたが文科省で概算要求ヒアリングを受けてきました。今日は陳情の方たちで文科省のロビーは大変混雑していました。教授や部長クラスやの人たちでしょうがポンチ絵を睨んで事前相談している風景にも慣れてきました。管理人のような中堅は場違いな感じもしますが、まあ良い機会だと思っています。話を聞いてくれる官僚も年齢的に近いので率直に議論ができるのがいいです。管理人は、ズケズケとものを言うので議論を聞いている周りはどう聞いているか分かりませんが、個人的には相当勉強になっています。学内委員会で揉まれるよりも数倍はためになると言ったら失礼でしょうが、事実はそうです。半日つぶして霞が関に行く意味はあります。指摘事項への対応策に頭を使うわけですが、問題整理には良い機会です。学内や大学間の政策的な問題への言及を求められたりするとさすがに困りますが、まあ官僚は状況を承知しているでしょう。

個人的にはポスト3・11サイエンスの方向性が少しずつ見えてきたので、これが一番の収穫でした。臨床でもいろいろな震災関連データが出てきているようです。東北大学の震災PTSD研究がパブリッシュされました。

【参考】
"Brain structural changes as vulnerability factors and acquired signs of post-earthquake stress" A Sekiguchi1, M Sugiura1,2, Y Taki3, Y Kotozaki4, R Nouchi4,5, H Takeuchi4, T Araki4, S Hanawa1, S Nakagawa1, C M Miyauchi1, A Sakuma1,6 and R Kawashima1,3,4

Molecular Psychiatry advance online publication 22 May 2012;doi: 10.1038/mp.2012.51

http://www.nature.com/mp/journal/vaop/ncurrent/full/mp201251a.html
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by atsutoyoda | 2012-05-30 20:18 | 大学

研究室紹介

動物生産科学系列2年生の歓迎会がありました。最初の顔合わせの場です。4年生の学生たちが運営を仕切るのですが、なかなか上手です。元気のいい学生たちが全体を引っ張るという構図です。研究室紹介も配属されている4年生がしてました。これはいい企画でした。教員が紹介するよりも研究室の個性が如実に出て面白いです。私の研究室はどうかというと、ガッツリ研究ができて、たびたび酒が飲めて、PIが(自分の)脛毛を剃るという紹介でした。自転車を趣味でやっていると普通に剃るのですが、脛毛剃りだけがひとり歩きしないか心配でもあります。ちなみに筑波山周辺は関東でも有数のサイクリング好適地で、週末になると脛毛のないサイクリストで峠はいっぱいになります。研究室選択をしている3年生のみなさん(もちろん2年生も)、恐れずに研究室に遊びに来てください。

明日から4連休ですが、たっぷり宿題を抱え込みました。もちろん家族サービスも挟みますが、PIの日常はこんなものです。GWはまとまって研究のことを考えられる良い機会なのです。
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by atsutoyoda | 2012-05-02 20:48 | 大学

論文アクセプトと内定祝い、公務員試験

昨日は午後は農研機構で実験を習い、夕方からラボで論文アクセプトと就職内定祝いをしました。ゲストでKM先生、OT先生、KD先生もお招きして盛大にやりました。中身の濃い研究交流もできました。いずれにしろこういう機会は今後も定期的に持ちたいものです。まったく予期していなかった共同研究がうまれたりします。

この日曜日が国家公務員I種試験だそうです。II種や地方公務員試験などもそのあとに続くようですが、まだ採用人数が発表にならないのですね。畜産職などは各県採っても数名、ゼロのこともあるでしょうから、厳しい戦いになるわけです。受験生のことを考え、もう少し早く採用人数を発表してほしいものです。研究そっちのけで公務員受験対策に没頭して、直前で採用なしではなんのために時間を使ってきたかわかりません。その分を研究に回したほうがよっぽど有意義です。なるべく早く就活生が意思決定できる工夫をすくなくとも国や都道府県はすべきです。もちろん民間企業もです。いかに学生たちの学習や研究時間を確保するか、国全体でもっと問題意識をあげないといけませんね。勉強しない大学生とか批判する向きもありますが、専門の勉強に没頭したくてもできない「環境」を改善しないといけないと思えます。専門の勉強に没頭して博士をとったが、社会で活躍の場がないのでは、専門の勉強を一生懸命する気になりますかね。勉強させない大学のセンセを悪者にして、予算も付けずに工夫しろと言う方は楽でしょうが、現実はそんなに甘くはないのです。最近、大学論を盛んに記事にするマスコミも意外とわかっていませんね。
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by atsutoyoda | 2012-04-27 20:06 | 大学

大学改革

ある用事で文科省に行きました。茨城大学の「とりくみ」について官僚の方と議論しました。日頃、ブログ管理人が感じている大学や学部に対しての問題点を指摘して、それをどう解決していくか私案を述べたわけです。文科省官僚の方向性や考えは個人的にかなりフィットします。問題意識は共有していると思えました。なので詳細は書けませんが、たいそう有意義な時間でした。はっきりしているのは今のままの体制を温存するのであればいずれ大学運営が成り立たなくなるということでしょう。そういう緊迫感はありました。大胆な改革が求められていると思うべきです。

管理人はまだまだ研究の現場で成果を上げていかなければいけない身分ですが、時代にマッチしたよりよい研究環境(もちろん教育環境も)の構築をめざしていくということであれば、万難を排して大学運営に協力したいと思っています。例の138億円が第2期国立大学法人の最後のチャンスかもしれません。そういう緊張感を持つべきです。

最近の豊田長康先生のブログは大変参考になります。

【参考】
「ある地方大学元学長のつぼやき」
http://blog.goo.ne.jp/toyodang

「平成24年度文教・科学技術予算のポイント」
http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2012/seifuan24/yosan011.pdf
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by atsutoyoda | 2012-04-19 22:56 | 大学