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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
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カテゴリ:大学( 57 )


就職支援員

学部の就職支援員のIさんが退職だそうです。就業力GPが終了するのにあわせて、雇用が維持できなくなったということみたいです。就活する学生にとっては残念な出来ことでしょう。GP終了後は自助努力でなんとかせいということですが、人件費がひねり出せるだけの余裕がないのでしょう。経営努力が足りないのかもしれませんがそれは分かりません。ワークシェアリングしなさいということでしょうか。ワークシェアリングしなくても給与は7.8%減額ですから、人材確保したければもっと痛みを覚悟しろということでしょう。そんな状況ですが、今度は留学促進GPをやるみたいです。うちがこれに手をあげるのかどうか分かりませんが、5年間継続して予算を1~2億円もらって、その後どうするのでしょう。競争的資金が切れた後、雇用されていた人は大量解雇されるわけでしょう。

GPは主食もままならない大学に、御馳走を食わせるようなものです。うまくして御馳走をたっぷり数年間食べた後は、米を食うにも苦労する生活に逆戻りする。そろそろこのGPやめたら如何でしょうか?いつ無くなるか分からない御馳走を食べているよりも、米をコンスタントに食べられる方が安心です。

【参考】
「留学促進、40大学を助成…文科省が希望校募る」(2012年3月25日06時32分 読売新聞)
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by atsutoyoda | 2012-03-26 20:08 | 大学

送別会

定年退職教員の送別会を土浦の老舗料亭でやりました。大学運営に尽力されてきた方ばかりです。退職される3名の先生方のご挨拶がありました。今後の大学運営は厳しいだろうというお言葉がありました。まさにそうでしょう。もちろん、退職される先生方も尽力されてきたのでしょうが、わたくしたちは一層の努力をしなければ立ち行かなくなることは間違いありません。

今日も、「研究こそすべて」、「教育が大事」、といろいろ言葉を頂きました。さて、残されたわたくしたちはこれからどうすべきなのでしょう。日々の雑務に忙殺されて、本来やるべきことを見失うのが一番怖いことです。
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by atsutoyoda | 2012-03-20 01:17 | 大学

戦略的な整理統合

昆虫研のKY先生と博士課程のMさんと3人で昼食にいきました。話題になったのが、理学部と農学部キャンパスが物理的に離れているデメリットです。同じ大学にいながら、他学部生物系の教員が何を研究しているのか全く知りません。たこ足大学の宿命ですが、理学部や工学部の生物系ラボと共同研究しようというモチベーションが沸かないです。車30分の距離につくば研究学園都市があるので、わざわざ、水戸や日立に行く理由が見つからないと言えます。同一キャンパスであれば、ちょっと話を聞きにいこうという気分になりますが、水戸まで車で一時間かけて研究談義をしに行く気にはなりません。

阿見キャンパスに全学の生物系教員を集めて生命科学の拠点にするというアイディアがあり、良いことだと思ったものです。生物系学生にとっても様々な生物学に触れられるメリットがありそうです。そのアイディアがどなたのものか定かではないのですが、かなり前のことです。最近、そういう話も聞かなくなりましたから、その案も立ち消えになったのでしょう。学部に判断を任せるとそうなるでしょう。トップが判断すべきことです。

最近、財務省からアンブレラ方式とかいう大学間連携(という名前の整理統合)案を提示されているわけですが、「最後通牒」を受ける前に学内の人材を最適に配置するような工夫をしておけばよかったのではないかと思えます。率直言って、チャンスがありながらもったいなかったと思います。農学部だけでなく、理、工、教育の各学部の生命科学系教員と、阿見地区の二つの医療系大学との連携もあわせれば、かなりの分野にまたがった生命科学教員を一か所に集めることができたわけで、茨城県南の学部横断的な生命科学研究拠点としてユニークな存在になっていたでしょう。農場から病院まで包括する生命科学拠点は世界的にみてもかなりユニークそうですが。
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by atsutoyoda | 2012-03-17 16:23 | 大学

追いコン

朝から地震があったようです。これから研究室の追いコンですが、去年の追いコンはまさに震災当日でした。一年前の震災後、もう二度と研究室では飲み会などできないだろうと思いました。そもそも研究棟が使い物にならないのではないかと思ったものです。ラボメンバー全員の命が助かったことだけが救いという状況でした。奇跡と言っていいです。そのくらいひどい有り様でした。追いコンの準備をはじめようということでメンバーと私が居室にいたのが幸いでした。ラボにいたらどうなっていたか分かりません。15時から煮炊きする予定だったのですが、ガスコンロを使っているときにあの震災が来たと思うと今でも背筋が凍る思いです。

一年たって、オフィスやラボもずいぶんと整備されてきました。まだ完全復旧はしていませんが、4月からは自分のラボで実験ができるようになるでしょう。新しいメンバーが新生ラボで活躍することになるでしょうが、いつ終わるとも分からないような復旧作業の毎日を過ごしてきた先輩がいることを認識しないといけないでしょう。

ぼちぼち料理仕込みのいい匂いがしてきたので準備を手伝ってきます。日本酒は宮城県に本社のあるY屋で東北の酒を多めに買いました。
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by atsutoyoda | 2012-03-08 15:51 | 大学

平成24年度文教・科学技術予算のポイント

神田主計官の「平成24年度文教・科学技術予算のポイント」を読みました。下記の「基本的考え方」には注目します。「大学群」や「アンブレラ方式」などキーワードなのでしょう。詳細は分かりませんが、国立大学の整理統合を意味していることは分かります。今後、うちのような地方国立大学がどういう舵取りをしていくのか、私たち現場の教員には全く分かりませんが、シビアな状況であることは理解できます。大学執行部が何を考えているのか分からないというのは困ります。給与削減のお知らせというメールは良く届きますが、給与のことよりも大学の行く先に関心があります。8%程度給与を削減されても生活はできますが、舵取りに失敗すれば、今まで苦労して築き上げた研究環境はパーになる可能性もあります。特に震災後、ようやく復興に着手したところですが、是非、執行部の方たちには、神田主計官の作成した改革の基本的考え方に対して、具体的な回答を示してほしいと思います。大学改革に対する具体的な意気込みを見せていただきたいです。給与云々の議論はその後でも良いことです。

以下、抜粋。
[改革の基本的考え方](詳細は別紙参照)
(イ)問題意識
①大競争時代における国際競争力の強化、②少子化時代における持続可能な経営を目指した足腰の強化・合理化、③財政危機における効率的な経営努力など
(ロ)対応の方向
①大学間のネットワークである「大学群」の創出など連携協力システムの構築、②学内の教育研究組織の大規模な再編成、③外国人や実務家等の教員や役員への登用拡大など人材交流の促進など
(ハ)具合的方策
例えば、一法人複数大学方式(アンブレラ方式)など

(2) 国立大学改革強化推進事業 138 億円(新規)
世界の大学と対等に伍していくため、国立大学の教育研究の活性化、多様性、開放性を図るとともに、大学の枠組みを超えた大学間の連携協力も大胆にできるように、カリキュラムや組織の大規模な見直しなど、これまでにない深度と速度で積極的に大学改革を推進する大学を重点的に支援する制度を新設。
(取組例)
○ 教育の質保証と個性・特色の明確化(教員審査を伴う学部・研究科の改組等)
○ 大学間連携の推進(学部・研究科の共同設置、地域大学群の連合・連携等)
○ 大学運営の高度化(事務処理の共同化、大学情報の一元化等)


【参考】
「平成24年度文教・科学技術予算のポイント」
http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2012/seifuan24/yosan011.pdf
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by atsutoyoda | 2012-03-01 17:43 | 大学

前期日程

前期日程の試験業務がありました。農学部だけで約300名の受験生を迎えましたが無事終了しました。今年度の農学部前期日程入試は、全学共通の物理、化学、生物から一科目選択というスタイルに変えたわけですが、受験生が激増しました。そのかわり、今までどおりなのですがセンター試験のみ課している後期日程の入試は倍率が大幅に低下しました。農学部の受験生の総数は減っているのですが、後期が減って前期が増えたという状況です。今までの前期日程は、小論文や面接、はたまたセンター試験のみなどと入試スタイルを頻繁に変更してきましたが、やはり科目筆記試験を課したほうが受験生にとっては受験しやすいのでしょうか。いずれにしろ科目試験を課した前期日程で倍率が上昇して、今まで通り試験を課さない後期日程で倍率が低下したのがどのような理由なのか興味があります。後期はどういう大学や学部に願書が集まったのでしょうか。

景気の低迷で国立大学の志願者が増えているという話を聞きますが、今後、国立大学の整理統合をして学生定員が減ったら、地方国立大学の入試にパスするのも今よりもかなり大変なことになるのでしょう。高等教育を受けるには今よりも経済的なハードルが高くなるはずです。受益者負担ということでしょうが、国民的な議論が必要な気もします。
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by atsutoyoda | 2012-02-25 22:11 | 大学

給与削減よりも気になること

国家公務員の給与削減がよく話題になります。2年間7.8%給与カットということですが、どうも14年度以降も継続するようです。そもそも我々国立大学教職員は7.8%の削減が14年度以降も継続するであろうという説明が事前にありました。国家公務員は2年間の削減措置で、なぜ我々国立大学法人は7.8%削減が続くのか理解に苦しんでいましたが、国家公務員、独法ふくめて仲良く7.8%給与削減ということで落ち着くのでしょう。

給与削減よりも問題になるのは、国立大学の整理統合についてでしょう。ずいぶん具体的な案が示されてきているようです。アンブレラ方式とかいうことで基幹大学にくっつくようなスタイルを想定しているようです。例の国立大学改革強化推進事業138億円を巡って熾烈な争いが開始されているようですが、第2期中期計画との兼ね合いもあってこれからの改革をどう進めてよいのか分かりません。なんとなく流れに身を任せるしかないような状況です。学長をはじめとする執行部に一任ということでしょう。むかしの学長と違って今の学長はずいぶん責任の重い仕事です。

我々下っ端教員にできることは不断の努力で研究環境を死守することと、絶えず有為な学生を輩出することだけでしょう。その他は一切雑音に聞こえてきます。

【参考】
「公務員給与削減、2年間で元に戻せぬ…前原氏」(2012年2月22日18時32分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120222-OYT1T00967.htm?from=tw
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by atsutoyoda | 2012-02-22 22:15 | 大学

国立大学改革強化推進事業

平成24年度国立大学法人運営費交付金ですが、目玉は国立大学改革強化推進事業でしょう。138億円が新規で創設されています。昨日も書きましたが財務省のプレッシャーで創設されたとの話があります。実際にそうなのでしょう。すこし古いですが財務省の資料を見るといろいろ見えてくるものがあります。

第3期における国立大学法人の統合が前提で話が進むのでしょうが、次年度にこの改革強化推進事業に採択されなければ、よほどの覚悟が必要になるということなのかもしれません。少なくとも在学生が不安にならないような道筋を大学として示さないといけませんね。逆に大学の機能を強化するチャンスとして前向きに捉えるべきでしょう。

これから若手教職員数人で飲みますが、この件について議論してみたいと思います。

【参考】
「高等教育予算の課題(1)国立大学を巡る課題」PDF(財務省)
http://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings_fs/material/zaiseib190521/02_d.pdf
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by atsutoyoda | 2012-02-16 18:47 | 大学

私費外国人入試

今日は学部の私費外国人入試でした。今年は震災の影響なのか受験生が半減しました。一般の前期日程が高倍率であるのと対照的です。減った外国人受験生はどこにいったのか気になります。日本以外の国にいったのか、震災の影響の少ない地域にいったのか分かりませんが、茨城が避けられたのは事実でしょう。もっと厳しいことを言うと、震災だけの影響ではないかもしれません。日本人はともかく、外国人の入学志願者を如何に集めるかという戦略を練るべきでしょう。しばらく前の新聞広告に、ハンガリーの医科大学の学生募集が出ていてびっくりしました。どこの国でも優秀な学生を確保するのに躍起になっているわけですね。優秀な学生の確保が国の進路を決めるというと言い過ぎかもしれませんが、企業が外国人の採用を促進していることを見ると、いろいろ考えるところがあります。日本で少子化が進んでも学生確保は可能であるという基盤を、まだ体力がある今のうちに作るべきでしょう。9月入学というのは大学のサバイブ策としては機能するかもしれません。優秀な学生確保というよりも、海外の学生に受験機会を広く与えるということだと思います。もちろん魅力ない大学は海外からも学生が集められずに淘汰されるでしょうが、そうはならないような工夫を今のうちにしておくべきです。

この辺の議論というのは常にジェネレーションギャップを感じます。「英語で講義したくない」などと言われると、「英語で講義するのと、失職するのとどちらがいいですか?」と言いたくなります。
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by atsutoyoda | 2012-02-08 19:15 | 大学

論文数が減るわけ

昨日の朝刊の科学技術欄に、日本の論文数が伸び悩んでいるという記事がでていました。もう聞きなれた話題ですが、このままどんどんアウトプットが減っていくと、いつかこの国の科学技術はへたるのであろうなとは思います。この件については、国立大学財務・経営センターの豊田理事長がブログで書かれていますから詳細はそちらに譲ります。科学技術政策的なことはともかくとして、現場の我々教員は日々どうしたらいいのか考えます。

私は20代の助手時代からこの大学にお世話になっているのでこの15年ほどの変遷がよく分かります。研究費は15年前も微々たるもので外部資金に頼らないととてもじゃないけど研究できませんでした。これは今でも変わりません。しかし研究設備は15年前より格段に良くなりました。15年前は電気泳動装置と老朽化した低速遠心機があるだけでしたので、遺伝子実験施設がある今とは雲泥の差です。ラボもそれなりに機器がそろいました。これはありがたいことです。何が一番変化したかといえば、スタッフ数と研究に割く時間の減少でしょう。厳しい就活を戦わないといけない学生の研究時間も大幅に減りました。

研究に従事する人と研究時間を増やせばいいわけですが、人材を増員するというのはもはや今の日本の状況では理解が得られないでしょう。私たち教員の研究時間というのは睡眠時間でも削らない限り捻出は難しそうです。研究以外の業務を廃止したり簡素化するということは可能でしょうが、地域貢献や高大連携など大学の機能がブロードになってしまうと逆戻りが難しい気もします。であれば、学生の研究時間を増やすしかないはずです。如何に自主的に研究する学生を育てるか。そこにこの国の科学技術の将来がかかっていると思えます。学生と接するときは、彼らが日本の科学技術を背負って立つことをもっと意識したほうが良さそうです。すくなくとも早々に就職を決めることだけが目的となった高等教育の現場からは未来が見えてこないでしょう。日本に就職の場所が無くても海外で通用するのでまったく困らないというような学生を育てるしかありません。そういう覚悟は私たち教員にも必要だと思えます。10年後に今のポジションがあるという保証はどこにもありませんから。


【参考】
「ある地方大学元学長のつぼやき」
http://blog.goo.ne.jp/toyodang

「アジアの科学技術競争(2) 日本、伸び悩む論文数 中国、質量とも抜く」(2012/1/24付日本経済新聞 朝刊)
http://www.nikkei.com/news/article/g=96959996889DE1EAE0E1E1EBE6E2E0E1E2E3E0E2E3E09997EAE2E2E2
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by atsutoyoda | 2012-02-07 18:42 | 大学