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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
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カテゴリ:教育( 96 )


ディスカッションな日でした

研究室の震災復旧を中断して、新人4年生さんとこれから一年どういうテーマで実験するか話しました。4年生は就活と講義、卒業研究を両立しないといけないので、大がかりな実験が出来るわけではありません。年々、卒業研究に割ける時間は減っています。少なくとも私がこの大学に赴任した14年前は卒論研究の合間に就職活動があるという感じでしたが、今では逆転しています。びっちりベンチに張り付いて日夜実験するという風景が見られなくなりました。きっと、今の学生はエントリーシートを書くことにこそエネルギーを費やすべきなのでしょう。学生の実験時間は14年前と比べると50%くらいでしょうか。このような状況が長い年数続いた結果、日本社会がどういう結末を迎えるのかは分かりません。少なくとも私の研究アウトプットは低調になりつつあります。

研究アウトプットが減って困るのは教員である私なので、今後、かなりの工夫をしないとサバイブできません。申し訳ないことですが不要不急の用事はなるべく無視するような方向で行動するしかありません。研究アウトプットに関係ない仕事にはなるべく時間を割かない工夫が今まで以上に必要でしょう。今、猛烈な勢いで雑務が押し掛けていますが、そのうちの何割かは不義理することになるでしょう。でもこれは仕方ないことです。八方美人では最早やっていけない状況です。
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by atsutoyoda | 2011-04-26 21:13 | 教育

ようやく出発しましたが

ようやくラボのキックオフミーティングができました。例年、ラボは4月初旬にスタートするので、ほぼ3週間遅れのスタートです。今年度の注意事項はこれまでに比べてかなり多いですが、いざというときに対応できるようにしておかないといけません。まだ余震のリスクが高いので油断は禁物です。常に余震を気にしながら実験するというのは大変な負担です。超遠心機などを長時間回すのも怖いので研究手法の制限もかかります。ラボマニュアルのしっかりしたものを作らないといけません。

いずれにしろうちのラボは、安全第一で一年過ごすことを目標にしようと思います。安全に研究するためには研究環境の改善をすることが大事ですが、それについては妥協しては駄目です。今日も安全衛生委員の先生に率直に意見をしてしまいました。有機溶媒や強酸、強塩基などは学部で一括管理した方がいいと述べました。これがなかなか実現できないそうなのですが、なぜ実現できないのか理解できません。ストップをかけている方にご説明いただいた方が良いでしょう。6階で被災すると下層階の火事がとても怖いです。学部で最も良いと思われる安全な研究環境を早期に実現すべきだと思います。人さまのご子息を預かって研究活動しているということにもっと留意すべきです。楽観的なムードが漂う学内にかなり違和感を覚えます。
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by atsutoyoda | 2011-04-22 22:49 | 教育

実験技術の教育

ラボに新人さんが入って来るシーズンになりました。新人さんたちはそのラボで必要な実験技術を習って、卒業論文の研究に入るわけですが、この実験技術の教育はラボ運営にとって重要です。この教育をだれがやるのか、ラボによって違うとは思いますが、先輩学生が後輩に教えるところが多いと思います。教員が直接教えているケースももちろんあるでしょう。私のところもここ数年は先輩学生が教育するというスタイルです。しかし、学生同士で技術の伝達を続けると、何世代かして手法がかなり変な方向に進んでいたりします。当然知っているべきことも知らなかったりします。PIはそこを把握して適切に教育しないといけません。時に危険でさえあります。

他の研究室の学生さんにも教育することはたびたびあります。教えてくれる先輩もおらずに途方に暮れているケースが多いです。ラボ運営にも問題があるでしょうが、それほど単純な問題でもありません。

いろいろ原因が考えられます。大学院生の講義の実質化(つまり専門外のことに割かなければいけない時間の増加)や就職活動の長期化で、ラボ滞在時間が大幅に減ったということが挙げられると思います。地方大学などでは修士課程の学生が実質的にラボのアウトプットを決めると思いますが、そこが機能しにくくなっているのでしょう。教えられる側の学部生も就職活動の長期化で、教えられるチャンスを逸していることでしょう。教員は雑務で繁忙すぎて身動きが取れないケースが多いことでしょう。

すべてを一気に解決することは不可能です。特に学生が背負っている就職活動の長期化問題はすぐには解決しない可能性があります。一番、手っ取り早いのは教員の雑務を大幅に減らして、学生の指導に充分時間を確保できるようにすることでしょう。教員定員を増やすことがかなわないのであれば、教員が本来の業務に専念できる環境を作る努力を常にすべきです。
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by atsutoyoda | 2011-04-20 13:59 | 教育

被害額33億円?!

うちの大学の震災での被害額が33億円との報道がありました。東北大は770億円ということですから、えらい違いです。私がいる農学部では1億8000万円の被害ということですが、どう見積もるとこんな低い額なるのか疑問です。私のラボだけで実験機器の被害総額は低く見積もっても1000万円になると思われますから、大学全体で33億円というのはどう考えても被害を小さく見積すぎだと思います。J-PARCなど大型実験施設の被害はこの見積には入っていないのでしょう。この記事では六角堂の再建を目指すとコメントがありますが、常に大きい余震に警戒して講義している私に言わせれば、平和ボケ甚だしい。優先的に安全な教育・研究環境を確保することです。文化財の修復などその後でも良いでしょう。全く暗澹たる気分になりました。


(参考)
「茨城大、流失の「六角堂」再建に意欲 校舎など被害額33億円」
2011/4/19 3:52 (日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819490E3EAE2E7E08DE3EAE2E6E0E2E3E39EE4E2E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E6
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by atsutoyoda | 2011-04-19 13:50 | 教育

花見酒

今日は講座で花見バーベキューをしました。もうすでに桜は散っていましたが、講座の学生さんと豚と牛を焼いて飲みながらいろいろお話しました。普段では聞けないような人生相談的なお話もできました。おじさん教員もたまには役に立つというところでしょう。淡泊になったといわれる今の学生ですが、今日も最後まで残っていたのは4年生の女子学生でした。我々教員がもっと若手に語っても良いのかもしれません。少なくとも今日は4年生女子学生に圧倒されていたと思います。

明日1コマ目が講義なので少し自重しましたが、とても楽しい飲み会でした。
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by atsutoyoda | 2011-04-18 23:53 | 教育

講義開始と余震

昨日から今日にかけて余震がたくさんありました。今日も午後2時すぎに大きい余震があって、またオフィスを飛び出しました。揺れはすぐ治まったので広場に避難しませんでしたが、余震慣れが怖いです。天災は忘れたころにやってくるということを肝に銘じないといけません。私は6階にいますが震度3程度でもかなり揺れるようになりました。落ち着いて仕事できるような状況ではありませんが、今日は締切りを過ぎている各種報告書の作成を行いました。報告書作りも命がけという感じもします。命をかけるほど意味のある報告書ではありません。研究室の学生のラボ滞在時間も短くする工夫をしないといけない気もします。この判断がかなり重要でしょう。

朝の一コマ目は生化学の講義第一回目でした。通常ならガイダンスと知識確認のためのテストをしますが、テストをやめて代わりに震災対応についてお話ししました。60名ほどの受講生を講義室から安全に避難させるのは非常に大変なことです。講義しながら珍しくプレッシャーで胃が痛くなりました。

今、ラジオで菅総理の中身のない会見をやっています。
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by atsutoyoda | 2011-04-12 18:04 | 教育