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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
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カテゴリ:その他( 31 )


教員の人事評価

教員の人事評価が話題になっています。所謂、昇格や採用に必要な研究業績に関する条件についてなのですが、いろいろ議論があるようです。農学部はバイオから工学、社会系まだ幅広い分野の教員がいますから、なかなか研究業績の基準を統一することは難しいようです。特に社会系、つまり農業経済系の教員の業績評価基準は我々バイオ系と違います。インパクトファクターをもたない学術誌に投稿している分野の先生もたくさんいるわけです。また、人事評価といっても教育の業績評価をどうするのかという問題もあります。論文数など分かりやすい評価だけで、人事評価してしまっていいのだろうかという意見は至極まっとうに聞こえます。しかし、教育も手を抜かずに研究もしっかりやるというのがまずはベースになるべきで、そのあと、そこにどのくらいの上積みが出来るかというところを評価して、突出している教員だけを教授として登用すべきでしょう。業績基準の最低ラインを常に議論しているようでは先がないのは明らかです。当然、教授職も研究の生産性や教育業務を評価されて、足りなければ降格もやむなしとすべきです。
ただ一方、直近の5年で5本の論文を出しておくことなどという論文数の基準は、本当に質の高い仕事をしている若い教員にとっては厳しいかもしれません。この5年で3本Natureに出しているような研究者がいても、PIで採用が難しくなるわけですが、こういう能力の持ち主をどうピックアップするか、または学内でどのようの育成していくのかを論じた方が世の中のためになるでしょう。私の知人では5年、10年かかって一本の素晴らしい論文を仕上げるという方も多いので、そういう優秀な方をリクルート、あるいは自前で育てられるような基準にしてほしいです。
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by atsutoyoda | 2011-06-15 22:06 | その他