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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
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<   2011年 01月 ( 24 )   > この月の画像一覧


シューカツ

今年の大卒の就職内定率が60%程度ということで、かなり深刻な状況という報道が連日行われています。うちの研究室にもほぼ一年ずっと就職活動をしている学生もいます。もちろんまだ就職が決まっていない4年生もいます。わずか3年ほど前には殆どの学生が早々に内定を取ってきていましたから、それと比べるとえらい状況の違いです。当然ですが最近の卒業研究は難航します。重要な研究はさせられない状況にあります。単発で簡単に答えがでる研究ばかりが増えていきます。教員、学生お互いにとってこれは大変なことです。この状況がずっと続くのかと思うと暗澹たる気分になります。何とかならないものかと思いますが、社会がこういう状況だとあまり贅沢も言っていられないという気分もあります。

大学選びで一番重要なのは就職の実績だと聞きます。また最近では大学卒業した後に専門学校に進学するケースが徐々に増えているそうです。手に職をつけたいということだそうです。こういう話を聞くと日本の高等教育はどこに向かっていったらよいのだろうと、疑問ばかり湧きます。キャリア教育で解決するのか?このままでは就職予備校みたいな大学ばかりになるのではないか?と思うのですが、それもいたしかたないのでしょうか?純粋に学問する喜びを教える場はどこに設けたらよいのでしょう。少なくとも私は企業に就職した経験がないので、就職予備校の教員にはなれそうもありません。
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by atsutoyoda | 2011-01-31 22:18

Twitter

Twitterを始めて、もう一年になります。一昨年の事業仕分けで、科学・技術関連予算が仕分けされるのを見て、これは研究者側からも積極的に情報発信しないとまずいと思ったのがTwitterを始めたきっかけです。事業仕分け直後の分子生物学会で、大隅典子先生が研究者はブログ、ホームページ、Twitterで情報発信すべきと御講演されていたのを聞いたこともあります。大隅先生は、飲み会でも情報発信の重要性を力説されていたと思います。

実際にTwitterを使ってみて、自分の研究の情報発信はともかく、人的ネットワーク作りには役に立ちそうです。孤立している小規模キャンパスに勤務しているので、このTwitterの機能はとてもありがたいです。普段はなかなかディスカッションできないような先生ともここではコミュニケーションが取れます。このコミュニケーションツールで有難かったのは、神経科学者SNSです。数年前から私は本格的に神経科学に再参入し、ここで多くの知己を得ることが出来ました。このSNSの成果のひとつが、この「これからの科学・技術研究についての提言」でしょう。

http://ibr.neuroinf.jp/modules/xoonips/detail.php?item_id=25801
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by atsutoyoda | 2011-01-30 16:38

大学院入試

今日は大学院修士課程の2次試験でした。毎年、大学院入試は2回やりますが、2次試験にも受験生がそこそこ集まります。今年もそれなりに受験生が集まりました。最近は大学院入試についても定員管理が厳しく要求されています。入試なので当たり前ですがそれなりの数の不合格者は出ます。しかし、企業の内定を取るのも大変で、かつ大学院入試も厳しくなると本当に行き場のない学生が増えることでしょう。卒後、3年間の新卒扱い程度で問題が解決するとは思えません。入学定員というのはもう少し柔軟に運用できる方が、教員、学生、双方にとって精神衛生上良いのですが、なかなか厳しい世の中になりました。あまりに細かい数字に縛られるのもどうかと思うのですが。もっとも定員割れすることも視野に入れないといけないわけで、これもなかなかシビアな状況を生み出します。定員割れが怖くて、受験生が多くても定員が増やせないということもあるわけです。
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by atsutoyoda | 2011-01-29 18:15

御苦労さん会

今日は博士課程のTK君の御苦労さん会がありました。順調にいけば3月末に学位が取れるはずです。彼もたくさんの人のサポートで研究を遂行することができました。今日はその有難さを感じたことでしょう。もともとTK君は素直な学生なのでいろいろな人のサポートを受けられたということもあります。

やはり博士を取るにはいろいろな能力が重要です。しかし今後、研究稼業をやっていくうえでは人柄も随分重要なファクターになるでしょう。人にはいろいろな長所がありますが、TK君にはTK君なりの長所がありますから、その長所を伸ばせるような努力をしていただきたいと思います。
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by atsutoyoda | 2011-01-29 00:29

目標設定

体調管理のために、時間を見つけて自転車に乗ったり、ジョギングしたりしています。たまにレースに出るくらいで、大した成績も上げていないのですが、自転車で100km、ジョグで15kmくらい走ることもあります。仕事で潰れることも多いのですが、週末はなるべく身体を動かす時間を持つようにしています。そこそこの体調と体重を維持できているので、まずまず成功していると言っていいでしょう。大きい故障もしたことがありません。

いつも練習で面白いと思っているのは、その日の設定走行距離の80%くらい走るとだんだんしんどくなってくるんですね。身体の痛みもその辺りから出てきます。ウイークデーは5km程度走りますが、4kmくらい走ったところで息が上がってきます。今日は16km走ったのですが、14kmくらい走ったところで息が上がってきました。確かに走行ペースは異なりますが、脳が自動的に設定走行距離から最適走行スピードを割り出して、だいたい80%くらいの積算距離でしんどくなるように制御しているかのようです。自転車に乗っていても同じです。練習コースの最後の方に設定した峠の登りでいっぱいいっぱいになりますが、その峠は全コースの80%走ったあたりに位置します。

ずっと不思議だと思っていたのですが、最近の日経新聞に同様のことが記事になっていました。42kmのフルマラソンだと30km過ぎにしんどくなるのに、100kmのウルトラマラソンでは30kmでしんどくなることはなく、70kmあたりでしんどくなるそうです。この記者は全行程の70%でつらくなると言ってます。やはり脳のコントロールが重要みたいで、普通のヒトの脳は70%でしんどくなるように命令を出す一方、一流のアスリートの脳は70%の時に「もっと行けるで!」と指令するとか。

これが本当だとすると、運動だけではなくて、研究でも目標設定がとても重要なわけですね。研究過程の70%でつらくなるのは一緒だとすると、ゴールまでは遠くても重要でやりがいのあるものを仕事として選んだほうが良さそうです。私の研究目標はフルマラソン程度か、ウルトラマラソン程度なのか。はたまた来月走る予定の10km田舎マラソン程度なのか・・・
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by atsutoyoda | 2011-01-27 21:49

定年延長かテニュアトラックか?

どこの大学でもそうだと思いますが、教員の定員削減が続いています。今の日本の財政状況を勘案すると、中期計画の第2期もそれなりの教員定員削減が来るのではないかという予想です。しかし、その一方で特任教授などのポジションを用意して、定年延長の動きもあります。教育経験と研究業績豊富な教授に定年後も大学に残ってもらって、教育・研究に貢献してもらうことは大学の運営にはプラスになると思います。しかし、その一方、安定したポストに就けない有能なポスドクの方も多く、彼らのポストを準備するのも国立大学の重要な責務です。うちのような地方大は教員の年齢構成がかなり高齢にシフトしているので、やはり定年延長という路線を取る方にうまみを感じる人が多いのかもしれません。しかし、学問や教育、大学の未来を考えた場合、より積極的に若手を登用するような人事をしたほうが良いのではないかと思います。少なくとも研究のアクティビティーや時代にマッチした研究を遂行するには、若い教員を採用した方が良いような気がします。
この先、この大学がどのような運営をしていくのか分かりませんが、若くて有能な教員が活発に新しい領域に切り込めるような状況になることを望んでいます。キャリアのある教授は若手が動きやすくするようサポートすべきです。そのような努力が学問の継続性に重要だと思います。下を育てなければ、それでその分野は終わりです。もちろん、若手を育てない大学は近い将来終焉を迎えるでしょう。
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by atsutoyoda | 2011-01-26 21:55

サンプリング

今日は4年生の学生さんのサンプリングに付き合いました。ひさびさに実験にタッチできてかなりうれしかったです。サンプルの重量を測定するだけですが、日頃、デスクワークばかりしている身にとって、この程度の作業でもうれしいことです。やはりじっくりと自分の手で実験したいなあと思います。幻想でしょうか。今日のサンプリングの手伝いを終えた後、怒涛のようなメールと雑用が待っていました。
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by atsutoyoda | 2011-01-26 00:51

博士審査会

今日は、KT君の博士論文審査会がありました。お陰さまで、無事、合格しました。私はこの6年間、彼の研究にコメントをする立場でした。彼が学位取得をしたことで、ひとつ肩の荷が下りた感じですが、やはり博士まで在籍した学生にはそれなりの思いはあります。博士の学生を出すというのは、やはり教員冥利に尽きるのではないかと思います。
博士については就職問題などいろいろネガティブな点が指摘されていますが、質の良い博士を出すことは我々大学の教員にとっては一番重要な責務だと思います。良い博士を出せたときの思いも格別なものでしょう。その格別な思いを得ることが、我々が教育するモチベーションになるわけです。さらに博士を取った学生が社会で飛翔してくれれば言うことはありませんし、すでにその能力の基礎は充分備わっているでしょう。あとは飛ぶだけです。新しく博士になって人には、今後の活躍を期待しますし、ある意味、活躍することが義務でもあるわけです。
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by atsutoyoda | 2011-01-24 22:32

ロードトレーニング

今日は一日休みを取りました。早朝から筑波山、加波山をぐるりとロードレーサーで走りました。5時間で120kmくらい走ったことになります。自転車乗りには人気のコースなのですが、この季節にこのコースを走っているのは相当の好きものです。今日も天気が良かった割には、自転車乗りとはあまり会いませんでした。峠は路面凍結で通行止めですし、何せ氷点下5度の世界ですから、冬用の装備でも足と手の先の感覚はなくなります。顎の動きも悪くなり、オニギリ食べるのも一苦労だったりします。

いつも走り始めは一番寒くてしんどいです。路面も凍っていたりします。もっとゆっくりぬくぬく寝ていたら楽できるのにと思います。ただ、2時間くらい走っているとだんだん気持ち良くなってきて、練習に出て良かったなあと思います。120kmも走るとかなり充実感があります。

研究も一緒かもしれません。何か新しいことを始めるときは、最初、かなりしんどい思いをします。データもなかなか出ないし、論文も出ません。しかし、しばらく耐えて続けていると思いがけなく楽しい状況に出くわすことが多いです。最近、新しく立ち上げた研究でようやく面白いと思えるデータが出てきました。これも学生さんの頑張りがあったからです。今年はこの成果をアウトプットすることに集中したいと思います。
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by atsutoyoda | 2011-01-23 21:31

博士論文

今日はON君と博士論文の相談をしました。かなり大きな仕事で、しかも重要な研究なので一筋縄ではいかない博士論文です。書いている本人はかなりの苦労をしていることでしょう。投稿論文もアクセプトさせないといけません。しかし本来、博士論文を書くということは相当な苦労を伴うことだと思います。だれでも博士をもらえるわけではありません。苦労に打ち勝ってはじめて博士の意味を知ることでしょう。この苦闘に打ち勝てた人は社会でもきっと活躍するに違いありません。逆にその苦労をしらないまま博士になってしまった人がいるとすると、それはずいぶんと不幸なことではないかと思います。苦労を知らない博士が増えれば、それは博士の価値を低下させることにつながります。
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by atsutoyoda | 2011-01-22 21:35