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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
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土日も「お仕事」、リストラ

今年度からキャリア教育がスタートします。それに伴って一年生向けの講義内容が一部改編されるようです。5月末の土曜日に1年生向けの研究室見学があるそうですが、これもキャリア教育の一環だそうです。年々、土日祝日も入試や研究室公開などの業務が入ることが多くなりました。振り替え休日を取れと言われますが、平日に休日を取ることなどまず不可能です。つまりサービス残業をしているわけです。土日に研究をすることには抵抗はないのですが、土日に業務をサービスすることには抵抗があります。学外での仕事も入れると土曜日はほとんど業務で潰れますが、第一線で活躍されている先生方はほとんど同じような状況でしょう。私でさえそうなのですから。これではいつ研究すれば良いのか分かりませんが、睡眠時間を削って超人的努力をしろということでしょう。最低でも土日祝日は研究時間として確保していただくような状況になることを望みます。かなり思い切った業務の選別をするしかありません。今度のカリキュラム改革では講義科目をリストラするらしく、私が担当するはずの科目はリストラされる予定のようですが、同様に無駄な学内業務がないか常に目を光らせる努力をするべきです。文科省の要求を全部受け入れてどんどん事業を展開するのもいいですが、現場は疲弊していることをもっと執行部は理解すべきでしょう。

教員が疲弊して魅力的な研究成果が出てこなくなったら、どんなに魅力的なカリキュラムにしたところですぐに化けの皮がはがれます。
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by atsutoyoda | 2011-04-29 07:26 | 教育

暑い

いよいよ明日からゴールデンウイークです。去年は申請書の作文作業ですべて休みを潰しました。結局、すべて報われることのない作業でした。今年も作文しなければいけない文書がわんさかあるのですが、少し休んでおこうと思います。松本の浅間温泉に行く予定です。ツール・ド・美ヶ原でいつもお世話になっている宿でのんびりします。ロード自転車も持って行ってこっそりヒルクライム練習しようと思っていますが、数日前に美ヶ原は雪が降ったということなのでどうなることやらです。

しかし暑いですね。車で外に出ましたが暑くてエアコンをかけたくなりました。ぐっと我慢しましたが、4月の終わりですでにこんな暑さでは夏場が思いやられます。今のうちに研究を進めておかないといけません。暑くて頭が働かなくてもできる雑用は、この際、残しておきましょう。
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by atsutoyoda | 2011-04-28 13:08

外書講読

4年生の必修講義に外書講読があります。いつも学生の希望を聞いてテキストを選ぶのですが、今年度は中国語を勉強することになりました。ちょうど中国の留学生が私の研究室に参加したので、講師になってもらおうと思います。私も中国語を勉強しないといけないと思っていたので良い機会です。早速、個人レッスンを受けました。「線粒体」とは何だかご存知ですか?細胞小器官です。外書講読というレベルではなく、両国の相互理解の場になるように工夫したいと思います。

今日はこれからずっと会議です。だんだん会議で潰れる日が増えてきました。
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by atsutoyoda | 2011-04-27 12:47 | 教育

ディスカッションな日でした

研究室の震災復旧を中断して、新人4年生さんとこれから一年どういうテーマで実験するか話しました。4年生は就活と講義、卒業研究を両立しないといけないので、大がかりな実験が出来るわけではありません。年々、卒業研究に割ける時間は減っています。少なくとも私がこの大学に赴任した14年前は卒論研究の合間に就職活動があるという感じでしたが、今では逆転しています。びっちりベンチに張り付いて日夜実験するという風景が見られなくなりました。きっと、今の学生はエントリーシートを書くことにこそエネルギーを費やすべきなのでしょう。学生の実験時間は14年前と比べると50%くらいでしょうか。このような状況が長い年数続いた結果、日本社会がどういう結末を迎えるのかは分かりません。少なくとも私の研究アウトプットは低調になりつつあります。

研究アウトプットが減って困るのは教員である私なので、今後、かなりの工夫をしないとサバイブできません。申し訳ないことですが不要不急の用事はなるべく無視するような方向で行動するしかありません。研究アウトプットに関係ない仕事にはなるべく時間を割かない工夫が今まで以上に必要でしょう。今、猛烈な勢いで雑務が押し掛けていますが、そのうちの何割かは不義理することになるでしょう。でもこれは仕方ないことです。八方美人では最早やっていけない状況です。
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by atsutoyoda | 2011-04-26 21:13 | 教育

遠心機故障

今週は被災した実験機器の動作確認を行います。早速、H社とS社の技術の方が来られました。床置きタイプの低速冷却遠心機のチェックをしてくれました。この遠心機は棚の下敷きになったので、一部破損していましたが、軸もゆがんでいるということで使用禁止になりました。見積額を聞きましたが、すぐには出せそうもない額です。数年前に買ったばかりなのでかなり痛いです。他にも遠心機がありますが、全部チェックしないと危険だということが分かりました。予想以上に被害額が多くなりそうです。自力でどこまで復旧させられるのか考えると気が遠くなります。ラボを再セットアップするのは予想されているM8の余震が起きた後にした方が良いのかもしれません。下手なセットアップは危険でありますし、建物の耐震性が担保されてからの方が良さそうです。こうして我々が足踏みしている間にもサイエンスは進んでいくわけで焦りも感じますが、今は安全に研究を進めるための戦略をじっくり練ることに時間を割いた方が良いでしょう。PIに想定外という言葉はもう許されないと思うべきでしょう。
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by atsutoyoda | 2011-04-25 13:12 | 研究

不動峠

久々に不動峠に行ってきました。震災後初めてです。自宅から走って峠に向かいましたが、つくば市街地も舗装が痛んでいるところが結構ありました。ロードレーサーの細いタイヤだと気を使います。北条から不動峠の登り道は車も少なく、自転車乗り、特にヒルクライマーの聖地ですが、ここ数年、この峠で練習する人が大幅に増えました。危険を感じることもあります。今日もかなりの自転車乗りが峠道を走っていましたし、ランナーもいました。いつも通りの4月の週末という感じです。このような平和な週末が続くことを祈ります。余震や放射性物質におびえながら家の中でトレーニングするのは精神衛生上もよろしくありません。
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by atsutoyoda | 2011-04-24 16:54 | 趣味

研究ディスカッション開始、節電

ドクターコースのIW君、OBのON君とディスカッションしました。久々に研究のディスカッションをしました。ようやく年間を見とおした議論ができるようになった感じです。節電ノルマによっては夏の実験が不可能になるかもしれないので、かなり悪い状況を想定して研究計画しないといけません。大学本部からは何も通告がないですが、7月以降は仕事にならないかもしれません。大学によっては仮設電源を依頼しているところがありますが、そのような対応をうちの大学がしているとは聞いていません。今できることは何か、節電中には何が出来るのか、良く見極めないといけないわけです。夏は最悪、デスクワークだけしかできないでしょう。夏場は避暑地で溜まった論文などを書いたり、文献をまとめ読みしたいものです。ただ8月、9月も入試や学会、会議等かなりイベントがあります。長期休暇は取れないようになっています。この夏場もどうしても電気を使うようなライフスタイルになりますね。

大学はかなり電気を消費する事業所ですが、関東の各大学の節電対策を紹介している新聞がありました。大学が如何に電気を使っているかというネガティブなトーンを感じてしまいましたが、なぜ大学がこれほど電気を使わなければならないのか、もっと深掘りして記事にしてほしかったです。大学が抱え込む膨大な業務を軽減してくれるのであれば、喜んで節電したいと思います。研究を夏2ヵ月休むくらいのことは我慢しましょう。
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by atsutoyoda | 2011-04-23 15:55 | 研究

ようやく出発しましたが

ようやくラボのキックオフミーティングができました。例年、ラボは4月初旬にスタートするので、ほぼ3週間遅れのスタートです。今年度の注意事項はこれまでに比べてかなり多いですが、いざというときに対応できるようにしておかないといけません。まだ余震のリスクが高いので油断は禁物です。常に余震を気にしながら実験するというのは大変な負担です。超遠心機などを長時間回すのも怖いので研究手法の制限もかかります。ラボマニュアルのしっかりしたものを作らないといけません。

いずれにしろうちのラボは、安全第一で一年過ごすことを目標にしようと思います。安全に研究するためには研究環境の改善をすることが大事ですが、それについては妥協しては駄目です。今日も安全衛生委員の先生に率直に意見をしてしまいました。有機溶媒や強酸、強塩基などは学部で一括管理した方がいいと述べました。これがなかなか実現できないそうなのですが、なぜ実現できないのか理解できません。ストップをかけている方にご説明いただいた方が良いでしょう。6階で被災すると下層階の火事がとても怖いです。学部で最も良いと思われる安全な研究環境を早期に実現すべきだと思います。人さまのご子息を預かって研究活動しているということにもっと留意すべきです。楽観的なムードが漂う学内にかなり違和感を覚えます。
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by atsutoyoda | 2011-04-22 22:49 | 教育

研究上で大きな障害はない?!

教授会で今回の東日本大震災の被害状況やその対応について様々な角度から報告がありました。学内で緊急対策チームを発足させて、すでに近隣地域の被害状況を調査しているそうです。うちの大学にしては早い対応です。農地の陥没についての調査結果がすでにマスコミによって報道されていました。今こそ、我々のような地方国立大学教員は地域復興への知恵を絞ることに集中すべきです。私も微力ながら協力できることには首を突っ込んでいこうと思います。

ある委員会報告で、「茨城大農学部は人的被害はなく、また研究上で大きな障害はないとのことであった」、とありました。これには驚きました。試薬棚が倒壊したり、実験台から高額機器が落下しているというのに、研究上で大きな障害がないというのは一体どういう認識なのだろうかと思います。全く認識が甘くて憤りを覚えるというよりも呆れます。結局、実際に被災してみないと分からないということでしょうか。同じ組織に属するスタッフとしてこの認識の違いは組織の崩壊につながるものだと思います。学生たちもこの「研究上で大きな障害はない」という文章には納得しないでしょう。この障害がないという認識のまま、対応されたら学生もたまったものではないと思うことでしょう。大学の運営をつかさどるものはもっと現状を正確に把握すべきです。把握できなければ今後のビジョンなど描けるわけがありません。
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by atsutoyoda | 2011-04-21 13:32 | 研究

実験技術の教育

ラボに新人さんが入って来るシーズンになりました。新人さんたちはそのラボで必要な実験技術を習って、卒業論文の研究に入るわけですが、この実験技術の教育はラボ運営にとって重要です。この教育をだれがやるのか、ラボによって違うとは思いますが、先輩学生が後輩に教えるところが多いと思います。教員が直接教えているケースももちろんあるでしょう。私のところもここ数年は先輩学生が教育するというスタイルです。しかし、学生同士で技術の伝達を続けると、何世代かして手法がかなり変な方向に進んでいたりします。当然知っているべきことも知らなかったりします。PIはそこを把握して適切に教育しないといけません。時に危険でさえあります。

他の研究室の学生さんにも教育することはたびたびあります。教えてくれる先輩もおらずに途方に暮れているケースが多いです。ラボ運営にも問題があるでしょうが、それほど単純な問題でもありません。

いろいろ原因が考えられます。大学院生の講義の実質化(つまり専門外のことに割かなければいけない時間の増加)や就職活動の長期化で、ラボ滞在時間が大幅に減ったということが挙げられると思います。地方大学などでは修士課程の学生が実質的にラボのアウトプットを決めると思いますが、そこが機能しにくくなっているのでしょう。教えられる側の学部生も就職活動の長期化で、教えられるチャンスを逸していることでしょう。教員は雑務で繁忙すぎて身動きが取れないケースが多いことでしょう。

すべてを一気に解決することは不可能です。特に学生が背負っている就職活動の長期化問題はすぐには解決しない可能性があります。一番、手っ取り早いのは教員の雑務を大幅に減らして、学生の指導に充分時間を確保できるようにすることでしょう。教員定員を増やすことがかなわないのであれば、教員が本来の業務に専念できる環境を作る努力を常にすべきです。
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by atsutoyoda | 2011-04-20 13:59 | 教育