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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
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一年

このブログはちょうど今年の仕事はじめから書き始めましたが、なんとか一年続きました。研究室の広報になっているかは微妙なのですが、地方国立大学の小さい研究室の状況は伝えられているのではないかと思います。震災後の処理なども長引いて(まだ続いていますが)、いろいろと振り回された1年でしたが、まずは無事に仕事納めを迎えられたことを喜びたいと思います。また研究室の復旧、復興にあたって、多くの人に支えられていることを改めて実感しました。大震災は本当にひどい経験でしたが、その経験を活かした研究室運営をしていこうと思います。

今日は論文を2つ投稿しました。すこし背伸びしてみました。少しずつ背伸びしたいと思います。この背伸びに付き合っていただける学生さんにはぜひ研究室に参加してほしいと思います。学生の発掘も来年の重要課題です。博士課程のI君が開拓した研究を発展させる人材を育成しないといけません。

年末年始は墓参りや旧友と会ったりするので管理人は休暇をとります。1月4日から出勤しますが1月の予定はすでにびっしりです。休暇中のまとまった時間でこれからの研究を構想したいと思います。
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by atsutoyoda | 2011-12-28 16:40 | その他

来年度予算

文部科学省の平成24年度予算案がでました。科研費の増額や基金化の拡充というのはうれしいニュースです。財政が厳しい中でよく決断に踏み切れたと思います。特に基金化については関係された方のご尽力に感謝いたします。国立大学関係の予算では「国立大学改革強化推進事業」が新規でたちあがり、138億円というかなり大きな額が見積もられました。大学改革を推進するという文科省や財務省の強い意向を感じますね。改革しないところには予算を付けないという意向をはっきり打ち出したというところでしょうか。今後、運営費交付金を大幅に削減して、改革推進事業を拡充していくという動きが加速していくのかもしれません。それではどういう風に地方大学は改革を進めていけばいいでしょうか。これはすぐにも答えを出さなければいけない課題です。

元三重大学学長の豊田長康先生のブログのファンですが、三重大学をどういう具合に改革していったかがよく分かりました。どのように改革したくて何をやったかということがはっきりするのが大切ですね。何をやるにせよ見える改革が重要でしょう。教員だけが組織を少し改革した程度、マイナーな改革では改革という評価を受けられないかもしれません。勇気が必要ですがここが正念場という気もします。今を逃すともう後がないのではないかと思えますが。文科省の震災復興支援関連予算でも仙台の大学などに比べると相当おいてきぼりを食っているような印象をうけます。

「文部科学省平成24年度予算」
http://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h24/1311666.htm

「ある地方大学元学長のつぼやき」(国立大学財務・経営センター理事長豊田長康先生のブログ)
http://blog.goo.ne.jp/toyodang
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by atsutoyoda | 2011-12-27 16:40 | 大学

ラボ復興作業

オフィスやラボの内壁工事が終了したので復興作業を開始しました。おかげさまで私のオフィスは震災前よりも安全に快適になりました。しかもエアコンも古くなったので更新してくれるそうです。とても冷却暖房効率の悪いエアコンだったので助かります。ありがたいことです。国民のみなさまのサポートがあってのことです。そのサポートに応えるべく一からスタートしたいと思います。ラボの方は新しい機械が入ってくるのでまだ作業は終了できませんが、大物はかなり片付きました。震災前よりもずいぶん快適なラボになるでしょう。同じような大震災がきても落下物や倒壊物で死なないように配慮しないといけません。まだ大きな余震が来るかもしれません。スマトラ沖地震の大余震の事例は記憶に新しいです。気を緩めてはいけません。

これからラボの忘年会ですが、一年無事にここまで来れたことを感謝しつつこれからの展望を語ってみたいと思います。

「余震頻発、スマトラ沖地震と構造類似 広域で数年は警戒必要」2011.4.15 00:41(産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110415/dst11041500450004-n1.htm
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by atsutoyoda | 2011-12-26 17:10 | 震災、原発

つくば国際大学非常勤3週目、面白い「出会い」

昨日の忘年会の深酒と寝不足でしんどい一日でした。二日酔いで午前中寝込んだ先生もいたようです。午後はつくば国際大学に非常勤にいきました。この非常勤も早いもので3週目になりましたが、学生さんのキャラクターがだんだん分かってきました。前回の実習で配色が良くないプレゼンテーションがあったので、今日は色盲の人にも配慮したプレゼン作成のコツをレクチャーしました。その後、学生さんたちにプレゼンテーション資料を作成させましたが、見違えるように良くなりました。すごく素直な学生さんが多いのですね。今回、私を非常勤として呼んでくださった教授の方とお話しをしましたが、私の実習は雰囲気がよく評判が良いとほめられました。あまり講義や実習でほめられたことはないので、素直にうれしかったです。朝の茂木健一郎さんのTweetで講義は学生への「贈り物」だというのがありました。たった15コマの非常勤なので、良い「贈り物」ができるように精進したいと思います。

非常勤に出かける前に、地域環境科学科のTA先生とお話ししました。TA先生と私は10年以上、茨城大に勤務していますが、親しくお話ししたことはあまりありませんでした。今回、なぜお話しするようになったかというと、FacebookでTA先生と議論したことが発端です。職場の同僚とFacebookでつながって、より親しくなるというのは面白いですね。TA先生とFacebookで出会えてよかったと思います。何か研究もご一緒にできる感じです。
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by atsutoyoda | 2011-12-22 20:38 | 教育

忘年会

職場の忘年会に参加しました。牛久シャトーでやりました。2次会まで付き合いましたが全般的に楽しかったです。若い教職員の方ともお話しできました。就職担当のOT先生がTwitterを活用した就職支援をしていて、ある程度学生に認知されていたそうですが、今の段階で就職支援の情報をつぶやくのは時期尚早で適切ではないという判断をされてしまったそうです。Twitterを使っている学生と使ってない学生で得られる情報に差が出るから良くないということです。OT先生はTwitterのアカウントも消したとか。学生のためを思って取った手段だと思うのですが、思いのほか教員には不評なのですね。学生さんはこの措置に対してどう思うでしょうか。やる気のある事務方もどうおもうでしょうか。保守的というよりもインターネットの活用にずいぶん不勉強だといえます。
東北大などは各部局が積極的にTwitterを活用しているようですが、大学間で差があるものですね。Twitterの活用だけではなくてあらゆる点で差がついていると思うべきでしょう。

学長が自らブログを書いて広報している大学がありました。その差は歴然ですね。
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by atsutoyoda | 2011-12-22 02:05 | 大学

動物実験講習会、研究交流会

朝からある研究申請書の作成にかかりっきりになりながら、動物実験講習会と近隣企業との研究交流会に出席しました。動物実験講習会は私がこの大学に赴任してから初めての開催です。驚くべきことですが創立以来初めての試みかもしれません。うちの大学の動物実験の状況をよく現しています。水戸、阿見、日立のキャンパスのどこにもまともな実験動物施設がないので、動物福祉や感染症に配慮して実験しろと杓子定規な講義されても、ピンとこないのが本音です。インフラが整わないところでいくらルールを説明されてもほとんど意味はありません。大学としての責務を果たすのであれば、まずは充分な施設を研究者や学生に提供すべきでしょう。なぜ今まで放置したのか理解に苦しみますが、大学上層部に実験動物など研究室の片隅で飼っておけばいいという程度の判断があったのではないかと思えます。事実そういう発言を聞いたことがあります。唖然としましたがそういうレベルなのでしょう。動物実験施設の設置が無理ということであれば動物実験をすべきではありません。実験動物を取り扱った研究やカリキュラムは成り立たなくなりますが、それはそれで仕方ないでしょう。そうした覚悟がないといけません。

夕方に研究交流会に参加してきました。大学周辺の企業の方に教員が研究テーマのプレゼンをして、共同研究の端緒にするという企画です。私もこの企画で数回、プレゼンをしたことがあります。ちょうど、大学理事の方々がいらしていたので、外部資金を獲得するにはもっと理事がしっかり動いて情報を取ってきてくれないと困るというニュアンスのことを申し上げました。いろいろうるさいことを言いましたが、ある理事の方は評価してくれたようで早速事務方の若い人に指示を出していました。すこし光明が差したという気もします。夕方、水戸本部に提出した研究申請書もすぐにレスポンスが返ってきました。やる気があり、かつ有能な事務員がいると本当に助かります。
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by atsutoyoda | 2011-12-20 23:17 | 大学

中間発表会、金正日死去

今日は研究室の中間発表会でした。今年は博士課程1名、修士1名、学部生2名の計4名なのでこじんまりしたものですが、ひとりの教員がじっくり指導するにはちょうど良い人数かもしれません。ディスカッションもひとりにかなりの時間をさけますので、好ましく思えます。いつも中間発表の後は忘年会なのですが、今年はラボの復旧作業を来週に終えた後に忘年会をすることにしました。ようやく内壁の工事も終わってラボをたちあげる準備ができてきたというところです。震災後一年近くかかっているわけですね。その間の損失は甚大ですが、今年のメンバーはよく耐えて前向きに取り組んでくれました。PIになって一年目の私が勇気づけられました。

昼に金正日が死去したというニュースが飛び込んできました。後継ぎが28歳ということで北朝鮮の今後がどうなるか不安でもあります。めずらしく深夜のテレビニュースを見ました。保育園で一緒の慶応のI先生が今後の北朝鮮の状況を推測していましたがそれほど恐れる必要はないというニュアンスの発言をしていました。ただ何が起こるか分からない不安はあります。拉致問題の解決もどうなるか。新しい時代を迎えてほしいとせつに願います。
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by atsutoyoda | 2011-12-20 00:47 | 研究

分子生物学会

今週一週間はずっと出張していました。月曜日は京都の宇治にある企業の研究所の方と打ち合わせをし、火曜日から今日までパシフィコ横浜で開催された分子生物学会に参加していました。わたしたちの研究発表は火曜日に終わって、あとは人と会話することに集中しました。新規の共同研究先も見つかりましたし、異分野の研究者とも知り合いになりました。元三重大学長の豊田長康先生をはじめ、三重大関係者と知り合いになれたのは収穫でした。三重大の先生方からはじっくりと大学改革についてのお話しを伺いましたが、同じ地方国立大でありながら、改革への取り組み方がずいぶん違うと思いました。危機意識の差でしょうか。豊田元学長自らブログを書いているわけですが、これだけでもモチベーションの違いが分かります。今年の学会プログラムでは脳神経系の演題が初日に集中したのですが、知り合いの多くの同業者は初日で帰っていったみたいです。このプログラムについては賛否両論あるでしょうが、私としては自分の専門分野以外の勉強がじっくりできたので良かったと思います。エピジェネティクスに関する演題がかなり増えたように思えますし、ポスターも盛況でした。流行りですかね。来年は生化学会との合同だそうですが、毎年合同でも良さそうなものです。

今回の学会では学部生は無料だったので、うちの講座の学部生も参加していました。授業や実習では味わえない何かを感じ取ってくれたのではないかと思います。学会が無料で聞けるというのはずいぶん恵まれています。モチベーションの高い学生にとっては教育効果抜群でしょう。懸賞のiPodがもらえただけではないはずです。
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by atsutoyoda | 2011-12-17 00:40 | 研究

2台のPCR

震災で実験台から落下したPCRを最近、廃棄しました。ようやく新規に購入していただけることになったからです。廃棄したのはABIとBioRadのものですが、ABIは13年、BioRadは9年使いました。床にたたきつけられて気の毒な最期でした。特にABIは私の学位論文の研究のメインマシンだったので思い入れが深く、なかなか廃棄できませんでしたが、ラボの内壁工事も進み、新しいメンバーも入ってきましたのでついに捨てる決心をしたというわけです。使えない大量の機器や器具をいつまでもラボに置いておかれて迷惑していたこともあるので、ここはすっぱり切り替えたほうが良いでしょう。

しかし、改めてラボを見てみるとずいぶん矮小ですね。この狭いラボに生化学から分子生物学、細胞培養などの実験機材をすべて詰め込むのはどう見ても無理だという狭さです。そういう無理をしていて、3・11を経験したわけですが、よくこの農学部から死者が出なかったと思います。実験機器やラボのシェアを進めて、ワークスペースを増やす方向で研究環境を改善していった方が良いと思います。こういうことを主張すると絶対に拒絶する先生方がいるのですが、トップダウンでやってもらうしかないのですかね。まだまだ大きい余震が来るという予想がありますから、少し余裕がでてきた今のうちにラボの運用法について検討をしておいた方が良いと思います。スペースを増やすために建物を増築してくれというのは非現実的でしょうから。自助努力で安全性を確保するしかありません。
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by atsutoyoda | 2011-12-09 18:13 | 震災、原発

早川教授と柳田教授

群馬大の早川教授のTweetはフォローしていましたが、その発言内容で大学から訓告を受けたそうです。早川教授のTweetには賛同しかねる表現もたくさんあるのですが、行政や農家が軽々に「風評被害」などという言葉を使うことに対して警鐘を鳴らしていると考えることもできます。福島の農作物は安全だというキャンペーンを県がタレントなどを使って大々的にやっていましたが、充分な検査体制も作らずに拙速ではないかと思ったものでした。実際に放射性セシウムの基準値を超える米が出荷されてしまいました。福島県知事も拙速であったことをようやく認めたわけです。大学が早川教授に訓告をするのはなぜなのでしょう。「研究成果とは言えず、言論統制ではない。大学にも多数の苦情が来ている」ということで、改善されなければ懲戒らしいのです。大学に多数の苦情がくれば懲戒の対象になると考えるとなかなか研究者にとってみると厳しいものがあります。私たちの研究成果についてもどんな苦情が来るか分かりません。実際に遺伝子組み換え作物の研究をしている教員などは、常にそういう緊張感にさらされています。私がいっとき肉骨粉や食品残渣に関する研究をやっていたときもそういう緊張感がありました。いったいどこからどこまでが訓告や懲戒の対象になるのか分かりません。学問や表現の自由は本当に確保されているのか、不安になります。

早川教授が懲戒処分になるのなら、OISTの柳田教授はどうなるのでしょう?今日も自分の職場を痛烈に批判していますが、懲戒処分が下るのでしょうか?

今回の原発事故で日本は表現の自由も認めない国になったということであれば、今回の訓告には納得できるものがありますが、それでいいのでしょうか。どこかの国と変わらないですね。群馬大の学長と教育学部長はなぜ早川教授を訓告にしたのかしっかりと説明する責任があります。


群大教授暴言「福島の農家はオウム信者と同じ」(2011年12月8日19時36分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111208-OYT1T00946.htm?from=tw

福島 知事がコメ出荷見合わせ指示(12月8日 12時25分 NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111208/k10014491873000.html

生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ
http://mitsuhiro.exblog.jp/
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by atsutoyoda | 2011-12-08 23:19 | 震災、原発