Ami Express


茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

<   2012年 03月 ( 23 )   > この月の画像一覧


Researchmap

Researchmapの機能がかなり充実してきています。大学院生やポスドクの方にはあまりなじみのないSNSでしょうけど、積極的に使って自分を売り込めばよいのではないでしょうか。学部生が自己アピールの場に使っても良いでしょう。特に研究者志向の人はFacebookやLinkedInよりも自分の宣伝媒体として適しているかもしれません。29日の畜産学会男女共同参画企画のあと、演者の榎木英介さんを囲む懇親会をしましたが、気になることを言うポスドクがいました。ポスドクや大学院生がResearchmapで自分をPRすることを嫌うPIがいるということなのですね。Twitter上などでも同様なご指摘を頂いたことがありますから、わりと普通のことなのかもしれません。嫌う理由はいろいろでしょうが、これだけ「見える化」が進む世の中ですから、情報公開の流れは自然だと思います。国民から「科学者村」などと言われて見放されないように積極的に自分の研究をアピールすべきでしょう。多くの研究が税金で成り立っていることを考えれば、おのずとやるべきことは見えてきます。

【参考】
http://researchmap.jp/
[PR]

by atsutoyoda | 2012-03-31 22:52 | 研究

若手奨励・男女共同参画シンポジウム

明日は名古屋大学で開催中の日本畜産学会イベントで、榎木英介先生の講演会を行います。ブログ管理人もこのイベントの準備を少しお手伝いをしました。入試業務も片付いたので明日は会場に駆け付けたいと思います。畜産学会員でなくても聴講できますので、是非ご参加ください。

以下、畜産学会ホームページから転載します(広報活動の一環としてお許しください)。


「若手奨励・男女共同参画シンポジウム」

第115回日本畜産学会大会開催期間中に、『博士漂流時代 -「余った博士」はどうなるか? 』の著者であり、 若手研究者のキャリア問題を考える活動を行っている榎木英介氏を講師にお迎えして、下記のシンポジウムを開催いたします。 若手・女性の研究者の皆様(もう若くはない方も男性も)、ぜひご参加下さい。
主 催 : 日本畜産学会(若手奨励・男女共同参画推進委員会)
日 時 : 2012年3月29日(木) 12:00~13:00
場 所 : 名古屋大学 七味亭 (入場無料)
講 師 : 榎木 英介 氏(博士(医学);医師)
  サイエンス・サポート・アソシエーション(SSA)代表
テーマ : 「知を駆動力とする社会に向けて~若手・女性研究者へのメッセージ」
 ※講演時間45分、質疑15分を予定しています。
 ※ランチョン形式で行われます(先着100名に弁当をお配りします)。

<概要>

 近年新卒学部生の就職難が大きな社会問題となっていますが、何年も前から「博士の就職難」が問題となっています。 私は、学部生と博士の就職難は、決して別の問題ではないと思っています。どちらも、知的人材を社会がどのように活用して くかという根源的な問いを私達に対して投げかけているように思います。
 この問題は、決して個人の生き方だけの問題でも、科学コミュニティ内だけの問題でもないと思います。 研究者一人ひとりの能力を、社会のためにどう活かしてもらうのか、そういう視点でこの問題を見ないと、 「好きでやっている無能な奴らなど放っておけ」という声はやまないでしょう。
 一昨年私は、「博士漂流時代」という本を上梓し、社会の中での知的人材の能力活用のあり方について論じました。 そこで、今回、この本をベースに、知的人材が活躍する社会のあり方を提案したいと思います。東日本大震災を経て、 大学や博士に求められる役割も大きくなっています。その点も踏まえつつ、みなさんと意見交換が出来れば嬉しく思います。     


【参考】
「日本畜産学会 若手奨励・男女共同参画シンポジウム」
http://www.jsas-org.jp/danjyo/120103simpo.html
http://www.agr.nagoya-u.ac.jp/~tikusan/JSAS2012/pdf/luncheon_poster1.pdf

「名古屋大学東山キャンパス地図」
http://www.agr.nagoya-u.ac.jp/~tikusan/JSAS2012/image/accessmap.pdf
[PR]

by atsutoyoda | 2012-03-28 18:44 | 学会

リバイス論文投稿、即アクセプト

溶連菌感染の影響か、まだまだ本調子ではありません。ペニシリン系の抗生物質を飲み続けています。お酒は飲んじゃいけないことになっています。今週は名古屋出張があるのと、来週末からモロッコに行くので自重しないといけません。午前中はIW君のリバイス論文の作業をして投稿しました。投稿後、数時間後に採択の連絡がありました。うつ病モデルラットのメタボローム解析で興味をもった分子をラットに経口摂取させて、抗うつ作用と海馬シグナル伝達を解析するという研究です。実験系はまことに単純なのですが、得られた結果がなかなか複雑怪奇です。転写やエピジェネティクスが絡んでくることは間違いなくて、管理人もその分野には疎いので、泥沼にはまってしまうかもしれません。ただ、生体のいたるところにあるありふれた分子なので、かなり重要な現象を見つけているのかもしれないです。しばらく大事に育てたいと思います。一緒に育ててくれる若者が出てくることでしょうか。IW君も共著も含めれば論文が3つ目ですから、良かったです。もう一本結果待ちがありますが、督促したら、じきに結果を知らせるとメールが来ました。若い研究者が育っていくのを見るのは教員冥利に尽きますね。こういう博士が活躍できる場が日本に少ないのは本当に不幸なことです。台湾やシンガポールの話を真剣に聞くようになりました。
[PR]

by atsutoyoda | 2012-03-27 19:14 | 研究

就職支援員

学部の就職支援員のIさんが退職だそうです。就業力GPが終了するのにあわせて、雇用が維持できなくなったということみたいです。就活する学生にとっては残念な出来ことでしょう。GP終了後は自助努力でなんとかせいということですが、人件費がひねり出せるだけの余裕がないのでしょう。経営努力が足りないのかもしれませんがそれは分かりません。ワークシェアリングしなさいということでしょうか。ワークシェアリングしなくても給与は7.8%減額ですから、人材確保したければもっと痛みを覚悟しろということでしょう。そんな状況ですが、今度は留学促進GPをやるみたいです。うちがこれに手をあげるのかどうか分かりませんが、5年間継続して予算を1~2億円もらって、その後どうするのでしょう。競争的資金が切れた後、雇用されていた人は大量解雇されるわけでしょう。

GPは主食もままならない大学に、御馳走を食わせるようなものです。うまくして御馳走をたっぷり数年間食べた後は、米を食うにも苦労する生活に逆戻りする。そろそろこのGPやめたら如何でしょうか?いつ無くなるか分からない御馳走を食べているよりも、米をコンスタントに食べられる方が安心です。

【参考】
「留学促進、40大学を助成…文科省が希望校募る」(2012年3月25日06時32分 読売新聞)
[PR]

by atsutoyoda | 2012-03-26 20:08 | 大学

企業研修

昨日の謝恩会でひさびさに会った学生もいました。企業の事前研修で大学に来れなかったということでした。3月31日までは学生の身分のはずですが、すでに企業の研修が頻繁に入るというのはおかしなことですね。「教材」を送りつけてくる企業もあるそうです。年度末は企業の「教育」が大学の教育や研究を侵食しているわけです。卒業単位がそろったら、もう学生は企業のものだとでも思っているのでしょうか。さんざん就活に時間を取られたかと思ったら、またかという感じです。年度末は後輩たちへの実験技術の引継ぎなどで卒業予定者の貢献がかなり期待されるわけです。企業の事前研修はラボの引継ぎ、伝承に邪魔な存在です。

企業が学生に内定を出したら、4月まで学生を放っておいてくれないですかね。10月に内定式などやるのも解せません。企業が高等教育にいろいろ注文をつけてくれるのは良いのですが、まずは高等教育を侵食しないでいただきたいと思います。4年間の教育期間を確保することがまずは高等教育改革の前提でしょう。高等教育局の強い指導に期待します。
[PR]

by atsutoyoda | 2012-03-24 18:27 | 教育

謝恩会

朝から論文リバイス作業をしました。ここ数日、のどが痛いのですが溶連菌という奴かもしれません。家族がこれにやられていますから。熱は一日で治まりました。

あいにくの雨でしたが卒業式でした。夕方、卒業生たちがつくば研究支援センターで謝恩会をしてくれました。一年前は大震災と原発事故で、混乱の極みのような状況でした。今年の卒業生たちは、研究室がかなり過酷な状況から立て直した戦友といえます。と同時に、私がPIになって初めての卒業生なのですね。一期生を送り出したということです。無事、第一期の戦友たちを社会に輩出できたということでホッとしている状況です。同時に寂しさも感じます。

一年間ひどい環境で研究する羽目になってしまった4年生たちですが、どん底でも前向きに努力する心意気でやっていただきたいと思います。あれほどの困難を切り抜けてきたのですから、きっとできるでしょう。
[PR]

by atsutoyoda | 2012-03-23 22:48 | 教育

若者はどこにいけばいいのか?

下記の2つの記事を読みました。どんなに革新的な大学改革をしても、私たちが必死になって学生を教育しても、有能な若手を登用してくれないのでは意味がありません。内向き志向はダメだということでしょう。教育も外向き志向を目指せということでしょうか。国民の税金を使って、わざわざ有能な若手人財を海外に輩出するというのも変な気がしますが、仕方のないことです。大学教員や霞が関で国難を解決してやろうという志の学生たちも、この国に見切りをつけようかという気分になることでしょう。入り口がないのだから仕方ありません。

【参考】
"Numbers of young scientists declining in Japan
Government policies are hampering the country's next generation of research leaders, advisory body says." Ichiko Fuyuno (20 March 2012 NATURE | NEWS)
http://www.nature.com/news/numbers-of-young-scientists-declining-in-japan-1.10254

「定年国家公務員を再任用へ…希望者は原則全員」(2012年3月22日10時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120322-OYT1T00222.htm
[PR]

by atsutoyoda | 2012-03-22 18:38 | 教育

138億円の行方

国立大学改革強化推進事業138億円をどう獲りに行くのか各大学はどの程度議論しているのでしょうか。私たち末端の教員には皆目見当つきません。大学が独法化を迎えた時よりも緊張感があります。大学全体の取り組み、あるいは複数の大学での協同の取り組みに予算をつけるのでしょうか。学部単位の改革も重要で、まさにその議論を熱心にしているのですが、財務省には見向きもされないのかもしれません。国立大学法人の整理統合を狙っていることは間違いありませんから、何某かの改革案を出さないとサバイブすることは覚束ないのでしょう。うちの農学部の教員数は国立大学でも一番の少人数だそうですが、ここ5年くらいのパフォーマンスは悪くないと思えます。教育プログラムなどの採択状況を見れば分かりますが、関係されている教職員の方たちの獅子奮闘ぶりには本当に頭が下がります。研究を犠牲にして教育業務に忙殺されている状況でしょう。この努力も大学全体でみると希釈されてしまうのかもしれません。地方国立大学でも改革ぶりのアピールが「うまいな」と思えるところがあります。地方国立大間で教職員の能力に相当な差があるということもないでしょうから、大学マネジメントの差が如実にでていると思えます。

今までの競争路線、つまり「選択と集中の戦い」からいっさい離脱して、予算は少ないけど、充分に個人研究に時間をさける大学運営もあり得ます。ブログ管理人が学生だった時代は、とにかく研究重視の教官が多かったですから、20年前のやり方に戻ればいいわけです。それが良い教員もたくさんいるでしょう。が、この御時勢、学生や受験生の支持を得るかが問題ですね。国立大学といえども教育も就職支援も最低限の大学に来てくれるほど、時代は良くないです。

いま、ブログ管理人は自分のラボを復興することに専念しているわけですが、大学間連携でアンブレラ方式になったときにラボの個性を出すことができるかと考えます。似たようなラボがアンブレラの中にあったら整理統合の対象にはなるでしょう。その覚悟は必要です。

【参考】
「高等教育予算の課題(1)国立大学を巡る課題」PDF(財務省)
http://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings_fs/material/zaiseib190521/02_d.pdf
[PR]

by atsutoyoda | 2012-03-21 20:29 | 研究

送別会

定年退職教員の送別会を土浦の老舗料亭でやりました。大学運営に尽力されてきた方ばかりです。退職される3名の先生方のご挨拶がありました。今後の大学運営は厳しいだろうというお言葉がありました。まさにそうでしょう。もちろん、退職される先生方も尽力されてきたのでしょうが、わたくしたちは一層の努力をしなければ立ち行かなくなることは間違いありません。

今日も、「研究こそすべて」、「教育が大事」、といろいろ言葉を頂きました。さて、残されたわたくしたちはこれからどうすべきなのでしょう。日々の雑務に忙殺されて、本来やるべきことを見失うのが一番怖いことです。
[PR]

by atsutoyoda | 2012-03-20 01:17 | 大学

戦略的な整理統合

昆虫研のKY先生と博士課程のMさんと3人で昼食にいきました。話題になったのが、理学部と農学部キャンパスが物理的に離れているデメリットです。同じ大学にいながら、他学部生物系の教員が何を研究しているのか全く知りません。たこ足大学の宿命ですが、理学部や工学部の生物系ラボと共同研究しようというモチベーションが沸かないです。車30分の距離につくば研究学園都市があるので、わざわざ、水戸や日立に行く理由が見つからないと言えます。同一キャンパスであれば、ちょっと話を聞きにいこうという気分になりますが、水戸まで車で一時間かけて研究談義をしに行く気にはなりません。

阿見キャンパスに全学の生物系教員を集めて生命科学の拠点にするというアイディアがあり、良いことだと思ったものです。生物系学生にとっても様々な生物学に触れられるメリットがありそうです。そのアイディアがどなたのものか定かではないのですが、かなり前のことです。最近、そういう話も聞かなくなりましたから、その案も立ち消えになったのでしょう。学部に判断を任せるとそうなるでしょう。トップが判断すべきことです。

最近、財務省からアンブレラ方式とかいう大学間連携(という名前の整理統合)案を提示されているわけですが、「最後通牒」を受ける前に学内の人材を最適に配置するような工夫をしておけばよかったのではないかと思えます。率直言って、チャンスがありながらもったいなかったと思います。農学部だけでなく、理、工、教育の各学部の生命科学系教員と、阿見地区の二つの医療系大学との連携もあわせれば、かなりの分野にまたがった生命科学教員を一か所に集めることができたわけで、茨城県南の学部横断的な生命科学研究拠点としてユニークな存在になっていたでしょう。農場から病院まで包括する生命科学拠点は世界的にみてもかなりユニークそうですが。
[PR]

by atsutoyoda | 2012-03-17 16:23 | 大学