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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
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明日から畜産学会に参加します

宇都宮大学で開催される第119回日本畜産学会大会に参加します。管理人の研究室からは私がマウスの3次元行動解析について、G研究員がうつ病モデルマウスの脆弱性と飼料の関係についての発表をします。いずれも29日ですがお待ちしております。

https://sites.google.com/site/iucafeedscience/home
http://jsas119.org/

管理人は常務理事として(多分)最後の大会ですが、今回も会期中はほとんど委員会その他で予定が埋まります。4年ぶりにフリーになる次回の大会から他の方の発表を聞いて勉強する余裕ができるでしょう。
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# by atsutoyoda | 2015-03-26 21:36 | 学会

タイの2大学訪問

3月16日から19日の日程でタイの2大学(コンケン大学農学部、カセサート大学農学部)を訪問しました。学生の教育交流について話し合いをするために訪問したのですが、どちらの大学も日本へ学生を留学させるモチベーションが高いです。単位互換や英語開講科目の設定などいろいろと困難なことも多いですが、2018年度以降のことを考えると東南アジアなどから優秀な学生をリクルートするという戦略はますます重要になってくると思います。教育的な観点だけではなく、研究推進力としてアジアの優秀な学生を確保するのが、大学の浮沈を決めるように思えてきます。昨日のカセサート大での会議には東京農工大の教員も参加しましたが、農工大はすでにバンコクに事務所を構えているそうです。複数大学がバンコクに事務所を開設しているとか。日本の大学間競争は国外に場所を移しているということでしょう。
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# by atsutoyoda | 2015-03-19 21:26 | 大学

4年間

あの震災から4年たちました。研究棟6階の私たちの研究室は大変な状況になりました。いま、在籍している学生さんには当時の状況は想像できないかもしれません。奇跡的にラボの誰も怪我をせず、最初の1年間はまさに重労働の復興作業に邁進し、お陰さまでここ2年ほどは研究も順調に進められるようになってきました。成果も世に出せるようになりました。当時、一緒に復興作業をしてくれた学生さんたちのお陰です。また、学内外の方にもいろいろな形でサポートしていただきました。改めて御礼申し上げます。

震災後になんとか地域に貢献できないかということで、茨城県の農産物の健康機能性の研究を推進してまいりました。少しずつですが、興味深い成果も出てきましたので、地域に還元する方法を模索したいと思います。「地域創生」などに煽られて、流行りものに飛びつくだけではなく、地道に地域貢献の具体策を練っていきたいと思います。a0190525_1848629.jpg
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# by atsutoyoda | 2015-03-11 18:57 | その他

情報発信再開します

しばらくブログをお休みしていましたが、新年度を前に再開することにしました。なるべく更新して情報発信に努めたいと思います。お休みしている間に文部科学省から農学と医学の連携研究に関するプロジェクト経費を頂いて、大きく分けて4つのテーマで研究してまいりました。農医連携プロジェクトのホームページはこちらです↓
http://iucam-ibaraki.wix.com/iucam


研究室のホームページも更新しました↓
https://sites.google.com/site/iucafeedscience/home

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# by atsutoyoda | 2015-03-09 17:29 | その他

飼料資源科学特論発表会

大学院修士課程の飼料資源科学特論が終了しました。今年度は下記の3つの課題について調査し、本日その成果の発表会を行いました。事前の宣伝が足りなかったのか聴衆がほとんど集まらなかったのですが、かなりディープな議論ができました。

演題1:「福島第一原発事故による子どものこころとからだへおよぼす影響」(小池広明、豊田淳)
演題2:「東日本大震災および福島第一原発事故による農家の被害と現状」(岡部慎也、小澤翠)
演題3:「自然災害による家畜へのストレス」(木村圭史郎、Windi Alzahra)


演題1では、原発事故以降に福島県での子供の体重変化についての話題でした。事故後に郡山市の幼稚園児の体重増加が通常の4分の1に減少したこと、その後、福島県の肥満傾向児の割合が増加したことなどを紹介されました。特に郡山市の幼稚園児の体重データでは、理論的に原発事故後に子供の体重が減少していたことになり、これは長期的に見ても非常に懸念されることであると思えます。

演題2では、原発事故後以降の福島県農業の現状を紹介されました。福島県では事故後に耕地の利用率が減少し、野菜の平均単価も09年度比で80%とのことでした。モモ、ナシなどの特産品価格も低迷し、農家人口も5%減で新規就農者数の低下が顕著だとのことです。ただし、福島フルーツマイスター制度のような仕組みでネット通販などを活用する取り組みも徐々に出てきている状況を紹介してくれました。

演題3では、原発事故後の福島県の畜産とインドネシア火山噴火と畜産について発表されました。とくにインドネシアからの留学生Windiさんが流暢な英語でインドネシアのMerapi火山が如何に酪農に影響を与えたかについての紹介がありましたが、火山灰で牧草、水が汚染し利用できなくなり、一時的に90%以上も生乳の生産が減少したとのことでした。

大災害でわれわれは何を学んだのか、またこれからどうすべきなのか、事あるごとに議論すべきだと思いますが、この特論の講義は管理人にとっても良い機会になっています。
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# by atsutoyoda | 2013-06-07 19:16 | 教育

退職記念パーティー

先週末は京都、先々週末は神戸に行って来ました。管理人の恩師の退職記念パーティーに参加するためです。独立行政法人家畜改良センター理事長を退職された矢野秀雄先生と神戸大医学部を退職された高井義美先生です。高井先生については特命教授として神戸大に残られて、さらに研究と後進の指導にあたられるそうです。

管理人は農学部生時代に矢野先生のご指導を受けました。当時の矢野研究室では基本的には自分で研究テーマを探し出し、自力で実験計画し、データを出して、論文化するという、いわば先発完投型の研究スタイルでした。先輩のSTさんと相談してテーマ設定から実験手法まで自力でものにするという感じで、ボウっとしていると何もしないで過ごすことが可能というラボでした。いわば放置プレーでした。医学部生理(玄蕃央恵先生)のラボに押しかけて、電気生理学の手習いをしたのもこの時代でした。おおらかな時代でしたが、積極的に動いたらそれなりのことが得られる環境でした。まずは、自力で動いて、手を動かさなあかんというのを嫌というほど刷り込まれた学部4回生でした。少々の図々しさもプラスに働いたと思います。またそういう図々しさを、年長者がしゃーないな、と受け流す文化もあったようです。

自力で動いた結果、当時、ERATOのプロジェクトを主宰されていた高井先生に拾ってもらうことになりました。まともな就職活動もしておらず、まさに、高井研に転がり込んだという感じですが、高井研ではテーマや実験計画がガッチリ管理されていて、我流は許さない、先発完投型というよりもどちらかというと分業型というスタイルでした。その環境の違いに戸惑いながらも、データのアウトプットから論文化までの効率の良さに感心したものでした。現在までのご業績は516本の原著論文と著書96篇、総説225篇ということだそうです。

若い時に両極端な運営法のラボに身を置けたことは、今、PIになってみてわかりましたがとても良い経験だったと思えます。今のラボに就職して、PIになる前から管理型運営にしたり、超放置プレイにしたりといろいろ試していますが、なかなかよい解答は得られませんね。どちらの運営法でも人材を輩出できることは、両先生のラボ卒業生を見れば分かるのですが、よりいまの環境にフィットしたラボ運営法の模索は続きます。高井研OBのF先生がイギリスでPIをやっていた時に、高井研スタイルでラボ運営したら、「テクニシャンをつくるんか?!」と同僚に言われたそうですが、高井研から出た優れたPIのことを考えれば、テクニシャンを作る教育法でないことは自明です。

学生さんの基質も刻々と変わっているように思えますから、ラボ運営法のFDとかしてもらうとたいそうありがたいですね。
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# by atsutoyoda | 2013-06-04 20:47 | 研究

外書講読

学部4年生の外書講読始めました。ここ2年ほど中国語をやっていたのですが、今年はTEDを見てブレインストーミングをすることにしました。今日は私が話題提供ということで、下記のTEDを紹介し、みんなで見ました。

ジェイミー・オリバー 「子ども達に食の教育を」
http://www.ted.com/talks/jamie_oliver.html


食育の話題から農学部の新ミッションまで話が発展してなかなか有意義な時間でした。こういう機会に学生とディスカッションすると意外としっかりした考えを学生たちが持っていることがわかります。農学部のミッション再定義作業真っ最中ですが、学生の意見に耳を傾ける場を設けても良いかもしれませんね。今日の外書講読ではずいぶんヒントをもらえました。
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# by atsutoyoda | 2013-04-19 22:37 | 教育

就活の時期

就活に関する記事の抜粋です。

「安倍晋三首相は19日の経済界トップとの会談で、大学生らの就職活動の解禁時期を大学3年生の3月からに遅らせるよう要請する。現在の解禁時期は4年制の大学なら3年生の12月だが、3カ月後ろ倒しして学業への悪影響を緩和するのが狙いだ。」

今の学部2年生から適用されるそうですが、就活解禁の時期が後ろにずれるようです。面接などの選考活動を8月以降にするようですが、実験系(とくに生物系)にとってはなかなか厳しいルールです。学業への悪影響を緩和するのが狙いといいますが、分野によっては就活の後ろ倒しで悪影響が出るでしょう。今までも就活によって卒論の実験研究は影響受けてきましたが、要領の良い学生は4月早々に内定を取ってきたので、そういう学生が研究を推進しているのが現状でした。8月以降に選考開始ということですと、4月から卒論研究はじめてもちょうど乗り出した時に中断することになるでしょう。また、結局は就職のための準備期間が延びるだけのような気もします。でも、よく考えてみると国家公務員や地方公務員採用試験のタイミングと一緒ですね。

全面的に通年採用にするか、大学一年くらいから就活させて、さっさと内定だすとかドラスティックなことをやらないとこの問題は解決しないと思えます。いずれにしろ来年度の実験計画は難航を極めることは間違いないです。修士課程の大学院生などはまさに論文をまとめんというタイミングで就活ですね。KHくん、今のうちに気張らんと、来年大変やで。



就活解禁「大学3年の3月」 首相、経済界に正式要請へ(朝日新聞デジタル2013年04月17日21時59分)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201304170470.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201304170470
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# by atsutoyoda | 2013-04-18 22:35 | 大学

飼料資源科学特論

前期の講義がはじまりました。今日は管理人が担当する大学院講義「飼料資源科学特論」の一回目でした。今年もポスト3・11以降の日本の農業についてみんなで勉強する企画です。ゼミ形式で受講生は5名です。うち1名はボゴール農科大学からの留学生のWさんで、必然的に英語で進めることにしました。のこりの4名の日本人受講生は苦労しながら英語で喋っていましたが、まあ良い機会だと思っていただければなと思います。週に一回くらい英語でコミュニケーションする90分があっても良いでしょう。本当はもっとこういう機会を増やしたほうがいいんでしょうけどね。柔軟な学生はすぐに環境適応するでしょう。ちょうど学部ミッションの再定義を検討しているようですから、期待しておきましょう。
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# by atsutoyoda | 2013-04-12 23:38 | 教育

改革

大学改革流行りですね。というよりも改革しないと許されないという状況です。たしかに改革は必要なのでしょうが、学部ミッションの再定義とか大学改革推進事業への対応とかいろいろなレベルでの改革論議が続いていて、現場は少々混乱しています。大学全体が見渡せない末端教員である管理人などは、何がどう学内で動いているのかサッパリわかりません。「グローバル化」、「ミッション」、「選択と集中」、「地域連携」、「ガバナンス強化」などキーワードがたくさんありますが、こういう語句で改革構想を説明されても、正直良くわからないというのが本音です。大学改革にはかなり興味がありますが、これらの語句が出てくると具体的なイメージが湧いてこないのですね。管理人が不勉強なのかもしれませんが、大学構成員ではたしてこれらのキーワードのニュアンスを共有できているのか疑問ですよね。できていないので議論が咬み合わないと思うのですが。

管理人は、大学や学部を「枠」にはめ込もうとしてもそれは無理があるのではないか、却って学問の進展を阻害するのではないかと思っています。時代にマッチしたかたちで学部学科の枠を取っ払うというのは賛成ですけど、地方国立大学だからこういう方向性で行くべきだとミッションとして定義してしまうのは、かえってクビを締めることにならないかという懸念があります。20年後、30年後の将来像という議論はほとんどないのですね。

少なくともいま在籍する学生にはそういうつまらない「枠」を超越したかたちで学問に励んでいただきたいと思います。それが希望です。
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# by atsutoyoda | 2013-04-10 22:44 | 大学