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茨城大学農学部飼料資源科学研究室公式ブログ。研究内容、教学支援、講義内容などを発信していきます。
by atsutoyoda
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前期の講義

明日から前期の講義スタートですね。ここ数日、農学部キャンパスに見慣れない学生さんが増えましたから、きっと水戸から阿見にやってきた2年生でしょう。阿見キャンパスの近所のスーパーでゴム長靴を買っている若い女性を何人も見かけましたが、うちの学生さんでしょうね。みなさん、明るい顔をしていますね。良い感じです。初々しい。いつまでもその初々しさを忘れずに好きな学問に没頭してほしいものです。

万が一、自分が希望しない専門課程に配属されてしまった学生さんもどうか腐らずに勉強してみてくださいね。わりとオモロイことはそこらに転がっているものです。管理人の研究室にも「不本意ながら」配属されてきた4年生がいますけど、しばらく放置して自由に勉強させておくと本質をついた重要な研究テーマを提案してきたりするんですね。こういう人は課題に没頭して伸びますね。いずれにしろ勉強して知識が増えると世界が広がります。世界が広がった所で自分が活躍してみたい分野を見つけても良いと思いますよ。あまり凝り固まらずにリラックスして視野を広げて勉強してみてください。
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# by atsutoyoda | 2013-04-09 22:03 | 大学

科研費の結果2

結局、3つ出した科研費申請は全滅でしたね。無様です。昨日の深夜に事務からメールがありました。25年度は申し訳ないことですが、研究室の学生にマウスを一匹ずつ買ってやり、データを取らせることにいたしましょう。本当にラッキーなのですが、別の競争的な予算がいくつかつきましたので、その極度に「不幸な状況」は回避されましたが、科研費の不採択はダメージありますね。2ヶ月近くにわたって申請書の作成に没頭するわけですからね。共同研究者との打ち合わせもあったりで、相当なエネルギーが必要な科研費申請書の作成作業ですが、もう少し、「全か無か」ではない予算措置の方法はないかと思います。ちょうど、「日本の科学を考える」というサイトで藤田保健衛生大学の宮川さんが議論していますね。ちょっと引用してみますと、

科学技術の研究では、(分野にもよるとは思いますが)大きな難問にじっくりと長い時間をかけ集中して取り組むことが重要ではないでしょうか。世界にさきがけて独自の大きな価値を持つものを発見したり開発したりするためには、そういうことをサポートする仕組みが必要でしょう。つまり、期間が短く少額のギャンブル的研究費が多種乱立している状態ではなく、期間は長く比較的額の多い安定した基盤的研究費がどっしりとあるというのが望ましいのではないでしょうか。

「選択と集中」からはずれた大学や分野は科研費が研究費の最後の砦でしょうから、これをはずすともはや存亡の危機にさらされるということでしょう。実際に科研費に採択されなくなって、一線から退いた状態の人をたくさん見ていますから、その怖さはヒシヒシと感じます。研究者としての存亡ももちろんですが、実は真に必要な研究分野が人知れず消えてったりしていないのかと思いますね。恐ろしいギャンブルをしていると言えるでしょうね。


【参考】
「安定した基盤的研究費の導入を!」(藤田保健衛生大学・宮川剛)
http://scienceinjapan.org/topics/031413.html
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# by atsutoyoda | 2013-04-05 18:59 | 研究

2年生受け入れ式

今日は大嵐でしたが学部2年生の受け入れ式があったようです。私は式には参加していませんが、OT先生と共同研究のディスカッションしたときにすこしその様子について聞くことができました。専門分野の振り分けもあったようですから、2年生にとってはいよいよ専門の勉強のスタート地点に立ったということですね。まずはおめでとうございます。自分が望んでいない専門分野に配属された学生もいるかもしれませんね。どうか腐らずに前向きにとらえてもらいたいものです。
式での学部長の挨拶のなかで、「サイエンス・インカレ」にエントリーできるような自主的な研究活動を推奨されたようですね。多くの2年生は面食らったかもしれませんが、これからは自主的な勉強や研究、創造的活動がみなさんに求められていることです。講義に出て勉強することは当然ですけど、自分は将来何をすべきかよく考えて日々生活してくださいね。そのための助けになるのが講義であり、研究なんですね。自主的な研究活動も自分の将来を見据えてこそ意味を持ちます。研究が趣味だというような余裕は、みなさんにはないでしょう。これからの専門課程3年間はあっという間に過ぎ去ります。あっという間ですが、その時間の使い方で驚くほどの「差」が出ることも間違いないのです。これから卒業まで3年間に与えられる時間は、365日×3年=1095日です。1095日×24時間=26280時間ですね。
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# by atsutoyoda | 2013-04-03 22:05 | 教育

科研費の結果

4月1日には科研費の採否が発表されるのですが、管理人にはまだ「当確」の連絡がありません。今までの経験でこういうケースはダメだったと考えるの普通ですが、今年に限って言えば、研究機関でずいぶん採否の告知のタイミングが違うようですね。e-Radを覗くと内定している場合には告知されているようですが、この採否を告知する処理スピードも研究機関の事務処理能力に依存しているようです。昨日と今日の二日間は何回もe-Radを開きました。アクセスが集中しているのかときどきつながらないときもありましたね。この二日間は心穏やかではなかったです。今でもそうですけど。

今の環境では、科研費が当たらないとまず研究室でまともな実験教育することは不可能ですので、申請書作成から相当なプレッシャーがかかります。ひとつでも当たればよいという思想で3つ申請書を書きました。そのプレッシャーのピークがちょうど今なのですね。今更ジタバタしても仕方ないのですが、早く明確なかたちで結果を知りたいです。ダメであれば年間数十万円の予算で卒論3つと修論1つを仕上げないといけない苦しい状況になります。理科系の実験教育が競争的資金に依存するという不安定な状況におかれているということはもっと認知されるべきかもしれませんね。「選択と集中」のウラにはこういうお寒い状況もあるということは意外と知られていないでしょう。研究室に配属される4年生に「君たちが卒論研究で使える予算はマウス1頭分だよ」というと驚きますけど、競争的資金がゼロであればそんなものなんです。
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# by atsutoyoda | 2013-04-02 22:28 | 科学技術政策

新年度

24年度学事終了の余韻を楽しむまもなく、あっという間に新年度になりました。農学部前の桜はちょうど今日がピークですかね。毎年感じますがここの桜は本当に素晴らしい。
今日は科研費採択の発表もあったようですね。エイプリルフールだと思いたいです。
出鼻くじかれたような感じですけど、25年度も前向きに行きましょう!
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# by atsutoyoda | 2013-04-01 18:10 | 科学技術政策

年度末最終日

昨日、25年度入試の追加合格発表がありましたが、長かった25年度入試シーズンもこれにて無事終了しました。管理人も入試担当の実務委員を2年やりましたが、失敗が許されない状況で、教員と事務職員が高度にコラボする機会を経験できたことは良かったです。キャラのたつ事務のTRさんを中心に和気藹々とした委員会で楽しくやりました。秋以降は業務が多く、始終、水戸に呼び出されたり、学会にでかけられなかったりで大変でしたけどね。今日で24年度も終了ですが、いそがしいもので、来週5日には入学式がありますね。阿見ではちょうど今、桜が見頃です。この土日は花見でもどうぞ。農学部キャンパスにはいろんな桜がありますから、桜好きの方は(そうでない方も)ぜひお出かけください。好みの桜の木が見つかると思います。

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# by atsutoyoda | 2013-03-29 17:49 | 大学

卒業式

晴れて気持ちのいい日でしたが、夜半冷え込んだのか朝は筑波山の山頂に雪が被っていました。桜の花と筑波山の冠雪を同時に見るのは珍しいことです。今日は卒業式でしたが、うちのラボのTY君が総代で答辞を読んだそうです。夕方のニュース番組でも卒業式の答辞のシーンを放映していましたが学長の前でバッチリ立派にやっていましたね。今年、ラボから社会に送り出すのは学部生2名と博士1名なのですが、非常にラボへの貢献度の高い人達でしたから、ボッカリと大きな穴があいたようです。彼らの進路は畜産・獣医業界なのでこれからも長い付き合いになるでしょうから、あまり感傷的になることもないですが、いざ送り出すとなるとやはりちょっと寂しいというのが本音です。嫌がられそうですがちょくちょく呼び出して飲むことにしましょう。

卒業、修了おめでとう!!
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# by atsutoyoda | 2013-03-26 20:24 | 教育

タイの大学訪問記2

先週前半のタイ出張ではキングモングット工科大学(KMUTT)とコンケン大学(KKU)を訪問しましたが、特に印象に残っているのはセメスターと大学ランキングについてですね。KMUTTは以前は5月末入学だったそうですが、これを8月入学に切り替えて、世界中から学生を受け入れやすい体制にしたそうです。非常に分かりやすいですが、日本の大学、とくに国立大学ではこれがなかなか出来ませんね。ちなみにKMUTTも国立大学です。KMUTTのキャンパスには大学の世界ランキングやタイ国内、アジアでのランキングについてのポスターが貼ってありましたが、教員と話してもかなり大学ランキングについては敏感なようです。ちなみにKMUTTの方によると世界ランクは380位くらいだとか。たしかにトムソン・ロイターでみると350-400位に位置していますね。この大学の教員には日本で学位を取られた方も多いそうで(教員の何十%だったか忘れましたが)、実際に私達を案内してくれた教員のなかには東大や鹿児島大で学位を取った人もいました。日本に追いつけ追い越せという感じで大学運営していたら、いつまにか多くの日本の大学を追い越していたという感じなのでしょうか。ともかく、自分の大学に世界中から良い学生を招き入れ、世界ランキングを一つでもあげたいという意欲を強く感じました。KKUでもそうでした。「われわれは貴学と教育連携できるのであれば、なんでもやる」という意味のことを先方の担当教員から言われたときは、その気合に圧倒されましたが、逆にそういう要請があるうちが華かなとも思えます。
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【参考】
「King Mongkut's University of Technology, Thonburi」トムソンロイター世界大学ランキング2012‐2013
http://www.timeshighereducation.co.uk/world-university-rankings/2012-13/world-ranking/institution/king-mongkuts-university-of-technology-thonburi
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# by atsutoyoda | 2013-03-25 19:25 | 大学

タイの大学訪問記

3月18日から20日までタイ・バンコクのKing Mongkut's工科大学トンブリ校(KMUTT)と、タイ東北部のコンケンにある総合大学Khon Kaen大学(KKU)を訪問してきました。教育および研究交流の可能性について打ち合わせることが目的です。うちの農学部からは管理人の他に、KD先生、NJ先生、SN先生が同行されました。みなさん、30代で若手です。

まず、KMUTTのSchool of Bioresources and Technologyに行きました。幅広く生物科学を教育・研究している学部のようですが、設備などは我々の想像を超えるほど充実しています。日本の地方国立大学と比較してはいけないのかもしれませんが、ちょっとショックでした。学部紹介のプレゼンテーションも素晴らしく、ラボツアーも慣れていてスムーズで、率直言って、「負けているな」という感じでした。学生たちが熱心に実験している姿も印象的でしたが、それよりもびっくりしたのは教員、学生とも女性が非常に多いことです。Narumon学部長は女性ですし、PIも女性が多かったです(たまたまそういうラボをツアーしただけかもしれませんが・・・)。学部内に巨大なバイオエタノールプラントや発酵飲料工場、創薬研究所などもあり、産学連携が非常に盛んなようでした。日本の大学運営(とくに国立大学)にヒントになりそうなことがたくさん転がっているのではないかと思えました。こういう勢いのある大学との連携は、いろいろな意味で我々にとっていいことがありそうです。

KKUには2年ぶりに訪問しました。ここはタイ東北部の拠点大学で、特に農学部はカサセート大学、チェンマイ大学とともに拠点校になっています。日本のJIRCUSや京大の研究室もありますが、日本との研究教育交流の歴史は長いのです。大学の周囲は広大なフィールドが広がっていますので、フィールド研究する農学者には適した研究拠点でしょう。実験農場にはThai native cowなど家畜も豊富にいますから、日本の大学ですくない数の家畜で研究しているよりも、こういう恵まれた環境で思いっきり研究したほうが学生にとってもよさそうな気がします。海外大学との交流のメリットを探していますが、どうも日本の大学(特に地方国立大学)にとってのメリットは、今まで以上に大きくなっているように思えます。

問題は海外で勉強したいと思う学生がどのくらい出てくるかですが、世間で言われているほどうちの学生たちは内向き志向ではなさそうなので、Double degreeプログラムの準備なども含めて国際交流に少しはお役に立てるようにしたいと思います。

しかし、この時期のタイは暑いですね。ビールはいくらでも飲めます。
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# by atsutoyoda | 2013-03-22 18:47 | 大学

博士号授与式

昨日は農工大連合大学院の博士号授与式でした。うちのラボのIW君も出席してきて授与されました。めでたいことです。管理人がマル合を取ってから初めて送り出す博士ですし、ちょうどIW君が卒研生でラボに来たころ、管理人は大きく研究テーマをシフトして、それを成功に導いてくれたのがIW君なので、そういう人財を輩出できたという感慨もあります。まあよくやりましたが、まだまだこれからですね。先は長い。卒業生は10年くらいのスパンで成長を見ていかないといけませんね。ちょうどうちの講座を卒業してから10年くらいのOB、OGに研究者として優れた人財がポツポツ出て来ました。東北大農学部のHYさんや千葉大理学部のTKくんですが、彼らは一線級の研究をしていますから、こういう卒業生を見ていると学生への要求水準をもっと上げないといかんなあと常々思います。ただ、IWくんも含めてですが、彼らは4年生のときから非常に勤勉だったということはあげられますね。ただ私の指示を待っているということはなかったです。これは共通して見られたキャラクターです。
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# by atsutoyoda | 2013-03-16 01:06 | 教育