Ami Express

科研費残額、公的研究費の不適切な経理に関する調査

今年度の科研費30%分が配分されることになったようです。正式に文書が来ました。配分は期待していなかったので、予定していたアメリカ出張もキャンセルしてしまいました。30%程度の予算で翻弄されるのもいやですが、多くの研究者の現実はそうでしょう。研究費はちょっとでも無駄にしたくないと思っているはずです。
最近、競争的資金の預かり金問題がたくさん出てきましたが、うちの大学でも調査が来ました。すでに何度か調査されている記憶があるので、率直に言って、またか、という感じです。研究費の使いにくさが一番の原因なわけですが、マスコミの論調は事件の表層をなぞったものばかりで、私たち研究者がいかに苦労してマネージメントして成果を出しているかが世間に伝わりません。もちろん、預り金は良くありませんし、預り金を私物の購入に充てたなどというのは言語道断です。それこそ研究者番号を剥奪するくらいでちょうどよいかもしれません。しかし、そのような状況になる背景にどういう問題点が潜んでいるのか、報道で飯を食っているプロならそのくらい勉強するべきでしょう。あいも変わらず同じ論調なのでバカらしくなります。最近、経産省を辞職に追い込まれたという某キャリアの著作にも産総研の預り金問題について書かれていたのですが、新聞報道程度でガッカリしました。この人が「改革派」だそうなのですが、何が改革派なのか私には分かりません。税金を頂いて研究しているわけですから、1銭も無駄にはしたくないというのが多くの研究者の良心だと信じます。この元キャリアの方はそうは思っていないようです。官僚は常に悪者なのです。
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by atsutoyoda | 2011-10-04 17:15 | 研究
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